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情報セキュリティマネジメント試験の合格体験記

2023年の10月、情報セキュリティマネジメント試験(CBT方式)を受けた。

CBT方式なので、会場は全国のテストセンターなどから自分で選ぶことになる。タイミングにもよるのだろうが、私が申し込んだ7月後半、8月9月の土日はほとんど予約枠が埋まっていて、結局10月上旬に予約を取った。

この試験には科目A(知識メイン)と科目B(実践力)の2科目があり、制限時間120分で回答する。

この分野に関する私のレベルはといえば、ITパスポートを昔取って、Web系の企業に在籍していたという程度だ。

勉強期間はおよそ1ヶ月ほど。まずは一冊テキスト(下記の令和5年度版)を買って読んだ。

このテキストを最初にパラパラめくった時は、「ああなんか知ってる」という部分が3分の1、「今そんな風になっているんだ」という部分が3分の1、「なんだそれ?」が残り3分の1という感じだった。

この試験は選択問題しか出ない。なので、テキストの読み込みはそこそこに、問題演習に入るのが常道だ。

勉強のメインで使ったのは、テキストではなくて下記の無料の問題集アプリだった。対応しているのは科目Aだけだが、過去問や公開問題が豊富に用意されており、解説も詳しい。2週間ほど問題をひたすら解いて、全問題を正答できるようになるまでやりこんだ。アプリだけで勉強時間は10時間くらいだろうか。

試験当日。試験開始の30分ほど前に会場入り。荷物をロッカーに預けて受付を済まし、計算用の白紙を片手に会場に入室した。それなりに広い部屋の中にはパソコンがずらりと並び、数十人がテストを受験中だった。

科目Aでは体感で7〜8割くらい、「これアプリでやったやつだ!」という問題が出題された。科目Bについても、問われる知識自体は科目Aとさほど変わらないので、問題集で傾向を掴んでおけば、それほど難しくはない。

制限時間は120分だが、見直し含めて70分ちょっとで終わった。試験は終了時刻前でも途中退室ができる(再入室は不可)。終了の操作をすると画面上に点数が出てきて、即座に合格を確信(点数は表示されるが、合格判定は後日)。すぐ結果がわかるのはCBTの良いところ。

しばらくして正式な成績発表があり、自宅に合格証書が送られてきた。1000点満点中725点(合格600点以上)だった。

試験を実施しているIPAの統計資料によると、この試験の合格率は70%前後。IT系の学生や技術者の人なら、問題集だけでクリアできるのではないだろうか。


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