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食日記20:沖縄「がちまやー」旅行記03


もたもた書いてるうちに
沖縄が梅雨入りしてしまいました。

いかんいかん(笑)。

ま、梅雨明け&夏休みに沖縄へ
とお考えの方には多少役に立つかもしれない
沖縄「がちまやー」旅行記。

第3回は
いよいよこの旅でいちばん食べたかったモノ
個人的クライマックスであります。


……ここまでの旅の顛末は

旅行記01
https://note.mu/yo_sann/n/nbe4cbcadbfba

旅行記02
https://note.mu/yo_sann/n/ndac0ae66931a


上記リンクよりご覧いただけましたら幸いです。
沖縄の方言である「がちまやー」の意味
「旅行記01」に書いときました。


さ、
ぐずぐずしてると梅雨明けどころか
夏休みにすら間に合わなくなっちゃいそうなので(笑)
今回の本題へいきなり参ります!

第一牧志公設市場っ!


観光客なら必ず訪れる那覇のメインストリート
「国際通り」にある市民の台所が公設市場。

「第二」がなくても第一牧志公設市場
(だいいちまきしこうせついちば)。

いや、かつて第二もあったらしいんですけどね。

ご覧の極彩色の魚介類のほか
肉に野菜に日用品、
観光土産に名産品と
ここで買えないモノはない、
というぐらいのありがた~い市場。

ぎっしりお店が立ち並ぶ市場ですが
ディスプレイのセンスはまちまちで
上の写真のようにご当地ならではの
「呼び名推し」のところでは

客「これ本州ではなんていうお魚?」
店「オジサンはオジサンさぁ~」

なんていうトークで盛り上がったりして楽しいです(笑)。


あ、コメントいただいてた
「うしエビ」は皆さんがよく知る
「ブラックタイガー」のことだそうです。
虎が牛になっちゃってますね(笑)。


別のお店ではこんな風に……

すぐ食えるように一刀両断された伊勢エビ!
(黄色いミソんとこがたまんないですね♪)


だとか、

「早く食え!」と言わんばかりにベリベリ皮をむかれた
アバサー(ハリセンボン)がいたり
(ここんちは食べ方も教えてくれてます)


貝類や甲殻類に特化したお店も。

でっかい丸いフタがある貝は「夜光貝」

お刺身の食感はほとんどアワビ

コリッコリの歯応えと甘味はアワビ以上!?

にんにくバターでさっと炒めたやつも絶品。
まさに沖縄では必食の逸品です。

まぁなんというかとにかくもう、
うろうろしてるだけでお腹がすいてくる市場。

で、
ご存じの方も多いとは思いますが
この市場では気にいったお魚を選んで
2階にある食堂ですぐ食べられる
というサービスがあります。
(有料ですけどね)

刺身や煮つけ、塩焼きや天ぷらなど
お好きな調理法でやってくれるんですね。


しかしやっぱりここでは……

お刺身盛り合わせ 琉球スペシャルっ!!!

右端が先ほどの夜光貝。
その巨大さがおわかりいただけるかと。


真ん中のヒョウ柄のエビは「ゾウリエビ」
九州あたりで高級食材として知られる
平らなボディーの「セミエビ」のお仲間。
名前はイマイチ(笑)だけど
銀座なら1尾6000円は下らない
セミエビに勝るとも劣らない味が
半額くらいで食べられますぜ。

伊勢エビなどとはまた違う
プリっとトロっとな独特の歯応えと
嫌みのない甘味がクセになるはず。


奥にある白身は「アカジンミーバイ」
沖縄でも高級なお魚ですが
刺身にしてよし煮てよし焼いてよし、の
マルチプレーヤー。

半身を刺身、もう半身はマース煮で。
「マース」は塩の意。
塩と水だけでお魚を煮るのがマース煮です。
シンプルにして最強。
これもまた外せないお楽しみ。

マグロと海ぶどうは
デフォルトのサービス。


ちなみに
ゾウリエビはお刺身が届いた後
アタマだけ持って行かれ……

極上のお味噌汁となってご帰還あそばします!

エビのミソがとけこんだお出汁は幸せの味。
なんなら自分が浸かりたいくらいの旨さ(笑)。
殻の奥の奥までほじくって食べます。
恥ずかしさは捨てるのが正解。


奥に写ってるのは
さっきの夜光貝のにんにくバター炒め
デカいので一個買えばお刺身とバター炒めの
両方いけちゃいます。


もちろんここは食堂なので

しみじみ旨い沖縄郷土料理の数々

が思う存分食えます。

左上は豚モツをカツオ出汁で仕上げた「中身汁」
モツと同じくらいの量が入ったシイタケと
たっぷりのすりおろしショウガがないと
ダメ・ゼッタイ!

右上はおぼろ豆腐のおつゆ、「ゆし豆腐」
優しい薄味でどんな料理にも合います。
ホテルの朝食バイキングの癒しでもあります。

下は豚足を甘辛く煮つけた「テビチ」
こっちの焼いてあるギトギトした豚足とは違い
プルプルのコラーゲンだけを純粋に食べてる感じ。
とうぜん女性に大人気。


●オキナワTips[06]

1階の魚屋さんと2階の食堂は
基本的には別のお店。
魚屋さんで払う食材代金とは別に
食堂では調理代が必要です。
1人500円くらいね。
でもそれだけでは申し訳ないので
食堂の料理も注文、
ってのがスマートな利用法です。


ふぅ。
おなかいっぱい。

魚介天国を満喫したあとは
ふたたび市場ぶらぶら。

こちらでは肉といえばとにかく豚。
このスーチカーはおかずにお酒のアテに、と
家族みんなが喜ぶ定番。


じょじょにダイナミックになっていくお肉コーナー。

生足(笑)。

いいよいいよー♪



モツだってご覧の通り。

高いなぁ、意外と……
と思ったら最小単位が600グラム

どうなってんねん(笑)。


中には牛モツを売るお店も。

いやもうなんという鮮やかさ!

間違いなく旨いっすね、これは。
モツ煮込みにして食いてぇぇぇぇぇ。

そしてもちろん単位は600グラム。


いかがだったでしょうか、
沖縄の台所・第一牧志公設市場。


沖縄に限らず日本各地、
いや、世界のどこへ行っても
土地の人が通う市場に行くと
文化や暮らし向きが見られていいなぁ、
と思っています。


沖縄「がちまやー」旅はまだまだ続きます……。


#沖縄 #飯テロ #がちまやー #公設市場

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