ディズニーが私を救ってくれる
私は小さい頃からディズニーが好き。
別にパークに詳しい訳でも、アニメーションの豆知識がある訳でも、隠れミッキーを教えられる訳でもないのでオタクという括りには入れません。
でも、原作のディズニーアニメはそれはもう何度も何度も見てきた。母とTSUTAYAに通って繰り返し鑑賞した作品、ビデオを買ってもらった作品、歌やセリフを覚えてミュージカルごっこをして遊んだ作品もある。
よく、マンションの屋外の非常階段から「ホールニューワールド」を熱唱していたことは絶対誰にも言えない黒歴史。笑
わたしはディズニーのどこが好きなんだろう?と考えてみるとすごく悩む。当たり前に大好きなんだけど、どこがと聞かれるとたぶん「音楽」だと思う。
曲、パレード、ショーが好き。
あとパークのBGMも。
アランメンケンをはじめ、ディズニー音楽に携わるすべての方に、この世にこんな素敵な音楽たちを残してくれてありがとうと言って回りたい。この音楽に大人になった私は何度も救われているのだ。
例えば、社会人2年目の春。
「うさたま大脱走」を聴いたときの衝撃は今でも忘れられない。
あの頃は仕事が辛くて辞めたいと考えていたときで、下を向いてため息ばかりついていたし、毎日がつまらなくて週末にこれでもかと予定を入れて気を紛らわせるようにしていた。
そんなとき、週末に友人と久しぶりにディズニーランドに行った。
歩き回って疲れたのでチュロスを貪りながらベンチに座っていると、やけに賑やかな音楽が聞こえてきた。それが「うさたま大脱走」。
イースターイベントの真っ最中、意味不明な歌詞、耳に残る軽快なメロディー、イースターの愉快な雰囲気、可愛いミッキーとうさたま…
だんだん気持ちがパーッと明るくなってくるのが分かった。あの感覚は鮮明に覚えている。
ディズニーにいる今この時間がすごく楽しくて、ワクワクした。仕事のことは忘れていた。気付けばうさたまを口ずさみ、身振り手振りでダンスを真似ていた。
家に帰ってからもYouTubeで音源を探し、何度も聴いてパワーをもらった。ありがとう、うさたま。またあのパレードやってくれないかなぁ…
そして今年、うさたまから7年くらい経っているのだけど、この時もまた仕事で悩んでいた。いや、現在進行形なので悩んでいる、が正しいかもしれない。
職場の人間関係で悩んでいる私は、ある朝、体が動かなくなってしまった。会社に行きたくないと体が訴える。人生で初めてズル休みをしてしまった。
(その時の記事はこちら↓)
夕方、YouTubeで「ワンマンズドリームII」を見た。もう今はやっていない過去の演目。
若い頃はアトラクション中心だったので、ショーはほとんど見たことがなく、初見だった。
モノクロのミッキーとミニーに色が足され、思い出の作品たちが息を吹き返す。
序盤のこの歌詞を聴いたとき、すでにぼろぼろ号泣していた。
ウォルトディズニーがいなければ、この概念・価値観は生まれていない。なんて素晴らしい…
この時代に生まれた奇跡に感謝!
クライマックスではステージの華やかさに圧倒され、白とキンキラの衣装を纏ったキャラクターたちがかっこ良すぎてまたも号泣。
あぁ、1回くらい生で見ておけばよかったな…と後悔した。再生が終わった後も気分が高揚したままで、なんだかとても幸せだった。
次の日から、また仕事に行くことができた。
最近は通勤でパレードの曲やライドのBGMなんかをメドレーにして聴くのが日課になっている。気持ちだけでも舞浜にいるようで非現実的な心地よさに癒される。ただ猛烈にディズニーに行きたくなってしまうので要注意。
いつもありがとう。これからも私の生きる希望でいてね。
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