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自称アセクシャルな私の結婚観

・「結婚の決めてって何ですか?」全ての世の中の既婚者に問いたい。
 私は積極的に誰かと婚姻関係を結ぼうっていう気持ちをもたない独身なのですが…それでも、異性と交際をして約数か月たつと「交際を続けることと、結婚することの大きな差異はなんなんだろう?」と思ってくるというか…一緒に住んでないからこんなこと思うのかな?
 こういうことを考えると、交際ってめんどくさいなってしみじみと思っています。交際…。

・今、お付き合いしているパートナーは、私に対して理解を示そうとしてくれているし、柔軟なひとだなって印象がある。
 考えなしで無鉄砲なのか(私がまさにこれなので、能天気に行動して、問題に直面してから狼狽える人生です)はまだ判断が付かないけれど。

・柔軟なひとだな~って思うポイントは幾つかあって。
 先ずは私の性趣向。
 私は自称「アセクシャル」(自称ってつくのは私の面倒くさい性格のせいで、死ぬまでアセクシャルであるという確信はなく、現状がそうだっていうだけのあれです)で、恋愛の果てにあるいろんな接触に対して気乗りしない質です。気が重いっていうか…あんまり楽しいってもんじゃないなって感じ。
 
 それから、私の家庭環境。
 これは自他共に認めるもので、私の家庭環境は珍しいものではないけれど、それでも少しだけ歪なかたちで家族を保っています。
 端的にいうなら「別居夫婦」です。我が家は"共同生活をおくる夫婦とこども”の家族生活よりも、”お互いに生活拠点を別に持った夫婦とこども”という家族生活が一番ハッピーっていう感じです。

 もう一つは、私の趣味です。
 これはパートナーに言う必要もないかな~って思っていたんですが、なんとなく「言っても揶揄われたり、面倒がられたりしないだろうな」と思ってカミングアウトした趣味です。
 私もパートナーも、アニメや漫画・ゲームが好きなオタク趣味があるんですが、私はそれに加えてBL趣味があって、二次創作(小説)を書くオタクです。趣味の範囲で細々創作しているけれど、それでも〆切りがあったり、空いている時間で作文に精を出したりしたいので…。

…っていう、なかなかセンシティブな趣味やら、家庭環境やらを伝えた時の反応が「そうなんだ~」っていう感じだったのがすごく好感を持てました。
「そうなんだ~」も無関心という感じでもなく、好意的な感じを受けたし、「○○な背景があるから、事務員さん(私の事です)はこういう性格のひとなんだ~」って、色んなカムアウトを受け入れてくれる反応を見ると、パートナーのひとの良さが滲んでいるなあと思います。

・暫くはこのまま交際するんだろうなあ、と思っているんだけれど…交際関係を維持することと、結婚はやっぱりまた話しが変わってくるんですよね。
 パートナーにプレゼントをするときは”交際費”、夫婦間でのプレゼントは"消耗品費"(雑費かな?)って感じに変化するんですよね。ってくらいの認識でしかないのだけれど、実際はもっと変化があるんですよね…たぶん。
 …私はなんでこんなに「結婚」について考えているんだろう?したいのかな、結婚。

・パートナーは「子供を授かるなら同一戸籍がいいな」って言っていた。
 積極的に結婚へ向けて動きたいというわけでも、積極的に子供がほしいので子作りをしたいという訳でもないらしいけれど、ゆくゆく子供を授かりたいと思った時は戸籍を一緒にしたい。って考えらしい。

・この、子作り問題に対しても先日お話しできたのはすごくよかった。
 私は、子どものいる生活や家庭に、ある程度の憧れと愉快さを感じているので「私の人生の中に、子育てという過程が加えられる」ことには前向きです。
 でも、私は自称アセクシャルなので、子どもを授かる前の段階「異性間のセックス」がどうしても想像できません。
 あと、子どもを授かったあとの体調の変化と、出産という一大事が自分の身に降りかかるのか…という畏怖もあります。これも、ありのままパートナーに伝えたら「そうだよね~」みたいな反応でした。
「どうしても無理だってなったら、養子を授かるという手もあるよね」っても言っていた。
 特別養子縁組を、私たちが選択するかはわからないけれど、「セックスできるように頑張ろう」みたいな反応じゃなかったことが、すっごく嬉しかったです。
 結婚するかも分からない、ただの四ヶ月交際しているだけの男女っていうだけなんだけれど、セックスしたくない私の気持ちを汲んでくれているな~という優しさが嬉しかったな。

・惚気っていう自覚はないけれど、パートナーの好ましいところを話すことが惚気ならば、これは惚気話しです。

・ここからが、なんかもやっとしている事。前置き長くてすみませんね。
 まだ、私たちは「結婚する」「結婚しない」の悩みのずっと手前にいます。そのはずです。
 そのはずなんだけれども…もしも「結婚をする」という決断をするとき、なにを基準に「する」「しない」を決めるんですか?という疑問が…。
 長々書いた通り、パートナーのことを好ましいと思う点は「懐の深さ」と「寛容さ」です。あとは「なんかすっごい私の事を好いてくれてる」ってところ。
 気になることは幾つかあって「収入面の具体的な数値がわからない」些末なことだけれど個人的に気になるのは「外見がタイプじゃない」ことと「運転が下手」なところ。端々に感じる要領の悪さとかね…ひとのこと言えないので大きな声では言えませんが。
 今のパートナーが結婚をする相手ではないとしても、たぶんこのままもう少しは交際を続けていくとは思うけれど…もしも、「結婚」っていう選択肢が出て来たとき、何を基準にそれに踏み出すんだろう?
 今抱えている「なんかちょっと残念だな」って思うところが、受け入れられるとか、落としどころを見付けたとき、家族になる決心がつくのかな?

・私が許せるようになるか、我慢ならなくなって破局を選ぶかな感じもするな。私はあんまり気が長くないので…。

いつも「スキ!」ありがとうございます。 お礼コメントに私のスキなことも詰め込みましたのでお楽しみください。10分の1の確率で「大好き!」が出現します。