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Inventor / iLogic : 外観の作成

以前に、AutoCADの色番号に基づいたInventorの外観を作成するルールを紹介しました。機械的にたくさんの外観を作ってくれますが、実際はその中の決まった色を使うことが多いです。また、色番号では設計の意図を伝えるのが難しいです。

そこで、色は色番号で指定して、外観の名前は指定した名前で作成するルールを作ってみました。

AutoCADの色番号と色との対比

色番号が 1, 2, 3 だと覚えていますが、40, 41, 42, … となるとどんな色だったか覚えてきれません。AutoCADだとダイアログに色が表示されるので便利です。そこで、色番号とその色を示す画面を出す、というルールを作ってみました。

ルールを実行するとカラーマップが表示される

ルール

AddReference "YO_InvTool_for_iLogic.dll" 
'クラスライブラリの参照
Sub Main
	Dim oClass As New YO_InvTool_for_iLogic.PartUtility
	oClass.ShowAcadColorMap
End Sub

例によって、クラスライブラリを参照しています。

AutoCADの色番号に基づいたInventorの外観を作成

カラーマップでどんな色にするかを決めたら、その色の外観を作成します。この時、同時に外観の名前も同時に命名できると便利です。以下は、そのサンプルルールです。

AuAddReference "YO_InvTool_for_iLogic.dll" 

' 引数の番号のAutoCAD Color の外観を追加する サンプル

Sub main
	Dim oClass As New YO_InvTool_for_iLogic.PartUtility
	oClass.InvApp = ThisApplication
	
	oClass.AddAcadColor(30)
	oClass.AddAcadColor(40)
	oClass.AddAcadColor(50)
	oClass.AddAcadColor(40,"TEST40")
	oClass.AddAcadColor(50,"TEST50")
	
	MessageBox.Show("AutoCADの色を追加しました。", "YO_InvTool_for_iLogic")

End Sub

oClass.AddAcadColor(30) は、色番号30の色で外観を作るルールになります。この場合は、ACAD_CN_030 と既定の書式で命名されます。
oClass.AddAcadColor(40,"TEST40") とすると、TEST40 という外観名で作成されます。

サンプルルールを実行した結果はこのようになります。

※ 色番号は255までしかありません。それ以上の数字は指定できません。
※ パーツとアセンブリのどちらにも対応しています。

アドイン

iLogic 用アドインは、以下の記事から入手ください。


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