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ゴジラ・ザ・ライドに乗ったこと

もちろんウルトラマン・ザ・ライドにも乗りました。
ディズニーシーでいうところのストームライダー(今はニモか)みたいな乗り物です。その、超巨大スクリーンバージョン。
わたしは没入と感情移入の異能者なのでとんでもなく楽しめました。
思い入れが強すぎるのもあってゴジラ・ザ・ライドが圧倒的に好きでした。

ネタバレしますよ。


ウルトラマン
自分は新兵みたいな立場で、最新の飛べるなんかあの飛べるやつを装着して怪獣を倒す作戦に出ることになるという設定。
ライドに乗るだけとはいえ自分も倒す側のひとりなので何かしなきゃという思いに駆られるけど、怪獣は怖いし先輩兵たちが心配だし逃げるので精いっぱいで「わたしは何もできない役立たず…」という感覚になった(大げさ)
そこに登場するウルトラマン。自分と先輩と世界中の人の命を救ってさわやかに去っていく。かっこいい。好き。好きになっちゃうよ、、顔の造形もタイプだしさ…
導入で「みしま隊員」という人がわたしたちと本部をつないでくれるんだけど、演技も声もすごくよかった。決してベテランではないけど私たちに親切な身近な先輩って感じして…

ウルトラマン顔かっこいいよな

ゴジラ
ふつうに映画館で映画を見てたら緊急警報が鳴って「今その辺にギドラが来ます」って言われて避難のための特殊車両に乗せられて逃げる設定。
つまりこちらは一般市民として逃げる。特に責任はない。良き市民として指示に従ってきちんとシートベルトをするだけ。
役割はない、でも武器もない。「わたし」のままでただただ恐怖にふるえてればいいのでこちらのほうが没入&感情移入スイッチが入りやすかった。
わたしの叫び声、録音して映画で使った方がいいんじゃないかというくらいお手本のような叫び声を出しました。最終的には「(ねこのところに絶対帰る!)」という謎の決意まで生まれた。
マイゴジの世界観そのものだったので熱線に「ちょま、被ば、」とはなったし「え?あれラドン?おま、何しに、ギャー!(それどころじゃない)」ともなったけどとにかく命は助かった。

すごすぎて、もう1回乗ろうかと言われたときに、「死に物狂いで生き残ったのに、どうやってもう1回気持ち作ればいいの…」と思ったけど、5分くらいの待ち時間に色々考えた結果「さっきのライドでの負傷がもとで直後に死んでしまいタイムリープしたってことにしよう」となり、「今回は生き残ってみせる!」という決意で2回目に臨み、また全力避難市民をやり遂げました。

そんなわけで異常に没入しながら楽しんだライドなわけだけど、ゴジラの描き方、とてもよかった。
ゴジラはどこまでも「脅威」でありつつ、ちゃんとゴジラの肉体とか目線とか在りようとか、畏怖の念が生まれるようにつくられてる感じがした。圧倒されるんだよね。恐怖も憧れも諦念も全部混じった「畏怖」。
長い咆哮のシーンの構図は歌舞伎的だなとも思った。
そしてゴジラにも導入で演者さんが出てきてくれた。わたしたちを避難誘導してくれる救護隊のアマミさん…やさしくて強くて研ぎ澄まされていて、最初は戦闘兵を目指したけどいろいろあって救護隊にいるのかな…などと想像させられた。(勝手に想像した)すごく良かった。
ライドのスタッフさんたちも絶妙な緊張感のある早口でシートベルトの確認してくれたのもリアルでよかった。

とにかく没入&翻弄されっぱなし。
ウルトラマンは、色々わかってる人なら戦闘員目線も楽しいだろうし、わたしも楽しかった。
入園料でこれを何回でも乗れるのもすごい。
またいつか行きたい。

ゴジラ撮り忘れたので短歌の聖地を通りかかった記念




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