見出し画像

143日目 NPOに対してもマーケティングの力は大きい

おはようございます。腕立て伏せをやってて、毎日数回ずつできる回数が増えてて、モチベーションにつながってます。毎日、1から数えるからいいのかもしれない。


少し難しい本を読んでます。

非営利組織の経営
著者:P.E.ドラッカー
出版:2007年1月27日

非営利組織を経営しようとしているわけではありませんがw、下っ端で関わっていて、下っ端視点の運用面のいろいろな問題点が見えてきました。でももしかして組織の経営とか上流から見ると別の観点があって、すべきことをしているのかも?問題解決策を具申をするならそこまで知った上でしたい、ということから、読み始めている次第です。

そもそも考えるべき要素が何か、そしてそれをどうすべきか・あるべき論、ということが書かれています。
それを読んで知ったうえで、現実的に、そして今の組織的に、どうすべきかを考えたいなーと思っています。

それにしてもドラッカーさんの200ページ以上の本 vs 理解力の乏しいワタクシ。そう簡単にはいかず、気になったところをいくつかつまみ食いして、そこを何度も読んでます。

NPOとマーケティングって関係あるの?話

今日はその中の「第2部 マーケティング、イノベーション、資金開拓」の辺りを読んで、私なりに考えたことを書いてみます。

まずそもそも「マーケティング」って、物を売るときに考えることなのに、NPOが何言っちゃってくれてるの??とお思いかもしれません。確かに物を売るわけではないです。

でも、投資家から資金を集めるように寄付者から資金を集め、物を売るように被災者へサービスをしています。(※被災者へのサービスはすべてありがたく受け取られるとは限らず、評価されます)

ですので、物を売るために発展してきた「マーケティング」のノウハウの視点でNPOを見ることはできるんです。そしてかなりまともに効きます。

目的と、実施と、反省

まず、被災者をどうやって支援したいか考え、どれくらいお金が必要か、人手が必要かを考えます。必要なものを手に入れるための方法を考えようとしています。
お金にしても人にしても、誰をめがけて行くのか、ターゲットを明確に決めなさいってしつこく書かれていました。そしてその人にはどう言えば効果的なのか、人によって違うんだから考えなさいと。前回援助してくれた人には、どう言えばいいのか。新しい人にはどう言えばいいのか。どっちの方がどれくらい大変なのか。
(考えてないなぁ。新しい人の方が絶対大変なのに、前回援助してくれた人に再度お願いとかしてるんだろうか。そのときの感謝とNextの依頼方法。)

そしてお金と人を集める行動をします。具体的には、お金持ちの層にコンタクトを取るとか、広く呼び掛けるとか。
(誰ともなく、SNSで必要です!って呼び掛けてるだけだなぁ)

その結果を持って、層に対する行動がどれくらいの成果を生み出したか、反省します。場合によっては、その行動は止める、ということもある。
(振り返ってないし、ダラダラ続けてる)

この一連の流れは、やっぱ普通のマーケティングですよね。でもそのまま災害ボランティアでも当てはめられる。当てはめてみると、やるべきことが見えてくる。言われてみると至極まっとうな話で、当たり前のようだけど、「NPOだからみんな助けるべきなんだ」みたいな謎の独りよがりな思い込みで、やってないことが多いと思います。

私的に一番効いたのは、当たり前だけど、感謝

本当に当たり前だけど、お金や物資を出してくれた人に感謝をして、何かで恩返しをしないといけないけど、それ、少しでもやってる???と疑問を持ってしまいました。

「俺だって頑張ってる!活動報告を見てくれたら、本当にやってるってわかるから見て。」「じゃ次もよろしく」で、お金出してくれますかね。私だったら出したくないわ。。

「支援いただきありがとうございました。あなたのおかげでこれが実現できました。」「次はこういう夢があるから、また支援していただけませんか?」じゃないですかね。

相手目線で、相手が欲しいものを恩返しするということですが、まずは感謝だなと思いました。それすら怪しいんだから。
NPOは特に、「NPOだからみんな助けるべきなんだ」という呪いのような力が強すぎるんだと思います。

自分にできることはやっていく

私はボランティアで事務のお手伝いをしている人なので、資金集めに責任を持っているわでもなんでもありませんが、流れの一部に関わることはあるので、その際には意識してやっていこうと思います。
そしてそういう考え方をみんなで共有して、みんなができるようになれば、いい組織として継続できるんじゃないかなーと思いました。

援助していただく人には援助してもらって感謝で恩返しし、被災者の方へ支援して感謝をもらうっていう、感謝の橋渡し役みたいな感じにも思えてきました。
いろんな視点でマーケティングを学ぶと、1周回ってビジネスにも生かせる話も盛りだくさんで面白いです。ご興味のある方は、是非読んでみてください。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?