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お坊さんのモチベーション

お坊さんという職業は、
モチベーション維持が難しいよな〜
という話を書きます。

「素晴らしい答え」を持っている訳ではありませんが、
私が感じてきたこと・やっていることをご紹介します。



1.なぜ、モチベーションを維持しにくいのか?


・達成感を感じにくい
・何がゴールなのか、よく分からない
・結果が見えにくい

新卒で人材業界の営業職をしていた私は、
お寺を継ぐことになって、
仕事内容がガラッと変わり、
その違いに戸惑いました。

営業時代は、分かりやすい指標がありました。
売上目標や顧客満足度・上司や同僚からの評価。
どれも数値で表されて、
出来ていることも出来ていないこともすぐ分かる。
与えられた目標に対して、とにかく駆け抜ける日々でした。

また、四半期決算だったので、
3ヶ月に1度、新しい目標が降りてくる。
行動に対する結果が出るスピードも速いのです。

「速くて分かりやすい世界」から
「遅くて分かりにくい世界」へ移動してみて
大きな違和感を覚えました。

もちろん、どちらが良くて、どちらが悪い
とかではありません。
けれども、一般企業で「良い」とされる仕事の進め方が
お寺では全く通用しないことに
歯がゆさを感じたものです。

2.お坊さんに共通する気質

客観的データではなく、
私の勝手な主観ですが、
お坊さんに共通する資質がある気がします。

・世の中の流れに鈍感。小さなことで右往左往しない
・毎日、同じ行動でも苦にならない
・なんかポジティブ

こういう気質があるから、
ゆっくりでも、分かりにくくても
苦にならないのでは?と思ったりします。

3.私のモチベーション維持法

どんな仕事をしていても、
モチベーションがずっと一定に高いという人は珍しいかもしれません。
けれども、私は「モチベーション高く働きたい」という性分のようで、
そうあるために試行錯誤しています。

①「ヨッシャー!」は大げさに
出来なかったことよりも
出来たことを振り返って、
大げさに喜びます。
・断捨離やDXで雑務を効率的にできたとき「ヨッシャー!」
・ちょっとした感謝の言葉でも、受け取ったとき「ヨッシャー!」

②自分の人生のミッションを噛みしめる
「尊い仏教の教えを弘めるんだ!」
というミッションを常に感じられるよう、
毎日少しでも聖典(仏教の本)を読むことを習慣にしています。

③自分にとって、ちょうど良いバランスを保つ
健康・家族・自分時間など、仕事だけでなく、
それ以外の大事なことも含めて
バランスが大事。
私の場合、「仕事だけに全力投球!」
だと長距離は走れないと気付きました。



いかがだったでしょうか?
モチベーションを保ち続けるって、結構大変です。
それでも、せっかくの人生の大切な時間を使うなら、
楽しく思いを込めて働きたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な1日をお過ごしください。

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