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サポーターズエフェクト

こんにちは、Tommyです。

今回はフットボールの試合で特別な雰囲気を作り出す、スタジアムとサポーターについて書きたいと思います。

 ここ1年ほど、全世界のクラブは満員の観客をスタジアムに迎えて試合をすることが出来ていません。このことは各クラブにとってあらゆる面で大きな損失を与えています。特に熱狂的なサポーターの多いクラブにとっては重要な「戦士たち」を失ったといっても過言ではないと思います。DAZNなどの配信で試合を見ていても観客なしでは物足りないと感じる人も多いのではないでしょうか。

 やはりフットボールにサポーターは欠かせない存在です。スタジアムで声を枯らしながら選手を後押しし、自分がチームを勝たせるという気持ちをぶつけています。このようなサポーターが多く駆けつけているからこそ、一般的にホームチームが圧倒的に有利とされています。

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そしてそれが色濃く体現されているのが18/19CL準決勝、リヴァプールvsバルセロナの2試合です。この2試合はどちらもホームチームが大差で勝利しています。1st legでは満員のカンプノウがリヴァプールを飲み込み3-0でバルセロナが勝利し、2nd legは満員のアンフィールドがバルセロナを飲み込みリヴァプールが4-0で勝利。この2つのスタジアムはアウェーチームを圧倒する雰囲気をサポーターが作り出すので、満員のそこでアウェーチームが勝つのは至難の業です。 

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 特に2nd legのアンフィールドはDAZNで見てても伝わる迫力がありました。3点ビハインド、2大エース不在、それでもあのスタジアムに駆け付けた5万人は誰一人としてあきらめていなかったでしょう。選手たちもこの雰囲気に触発され熱いプレーを見せてくれました。開始直後からエンジン全開だったのもこの5万人がそうさせたのかもしれません。いやそうさせたのでしょう。これはサポーターの力と選手たちの力が一つになったからこそ起こした奇跡です。

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 そして僕はリヴァプールサポーターとしてアンフィールドに試合を見に行ったことがあります。1度しか行った言ったことがないですがその雰囲気を一生忘れることはないでしょう。KOPスタンドから地鳴りのようなチャントが響くだけでなくビジター用のスタンド以外すべてに戦うサポーターがいました。身を乗り出して看板を叩きながら選手を鼓舞する人、いいプレーが出たらこれでもかというほどの歓声で後押しする人。日本でいうゴール裏にいるようなサポーターが全スタンドにいるような感覚でした。この言葉が実際の雰囲気を表せているかはわかりませんが、とにかく他のどこのスタジアムでも味わえない特別なものでした。

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 アンフィールドだけでなく世界中のスタジアムに行けばそこだけの雰囲気を味わうことができるはずです。そしてそこだけの雰囲気がホームチームを勝たせます。この前、ノエスタにヴィッセル神戸の試合を見に行きましたが、クリムゾンレッドで埋まったスタンドからの手拍子チャントは唯一無二の雰囲気でした。(なお、その試合神戸は負けた模様…)

 やっぱりスタジアムに行くと満員の観客で、そして大音量のチャントで選手を後押ししたい、その雰囲気をテレビからも感じたい、そう思ってこれを書きました。またこれまでのサポーターの熱い気持ちを何も気にすることなく選手に届けられる日を心待ちにしています。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。


 

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