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随筆|スポットライト

人は、少なからず、その環境に良くも悪くも依存して、そこに影響される、これが正しければ(否、これをわしは正しいと信じているが)、触れる物事の選定が、今の自分を作っていくし、そこに責任も生まれる、その自分自身に作り上げた自分への責任である

だからわしは、その環境に身を置いたことで得られることの、一寸先の未来の自分の顔を思い浮かべる、その顔が酷く沈んでいるのであれば、その選択は間違いである

わしはわしを生きているのだから、何も自ら、救いようのない世界に、足を踏み込まなくてもいいのだ、それなのに、自己の否定が、自己の尊厳の低さが、それに見合った環境に身を置くことを許してしまう

それは断じて、誰も幸せにはならない道である、砂の器のような脆さの中で、自ら水を掛けながら、それを崩れないように必死に食い止めて息をしている、崩れるように仕向けているのが、自分とは知らずに、である

わしは、心で伝えられて、心でその想いを感じ、心から安心し、今もなお心の中にずっと残っている言葉がある

「自分自身を安売りしないで」

少しでも何か引っかかったのであれば、自分自身の居場所を、それが本当に自分自身の最適な居場所なのか、一度、振り返ってみてもいい、それが変化するということでもある

どうせ同じ時間を生きるのであれば、居心地の良さの中で生きていこう、自分自身を大切にしながら

いわゆる、駄文