見出し画像

「変わらないもの」 2年 岡優翔

平素よりお世話になっております。経営学部2年の岡優翔です。

4年生の皆さん4年間お疲れさまでした。1年生のころ、入部したときの首脳学年だったこともありピッチ内外お世話になりました。

さて私たち2年生に与えられたのは昨年からの成長と首脳学年になる決意ということで拙い文章になりますがお付き合いいただけると幸いです。

1年生のころ、去年の主戦場はサタデーBでした。シーズン終盤に1試合だけサタデーAの出場機会がありトップチームのスタメンで出るような選手と一緒に出場しました。しかしその試合では何もできず悔しい試合となりそのままシーズンが終わりました。

そして今シーズンを迎えるにあたり立てた目標はAチームの練習に参加し続けること、サタデーAでプレータイムを確保し続けAチームの試合に出場することでした。

年が明けチームが始動してモチベーション高く練習に取り組んでいましたが2月にけがをしてしまいその月は朝リハビリに行き午後からは部活に行くだけで何も生産性のない一か月を過ごしていました。合宿もほとんど参加できずチームに入りきることができませんでした。

三月下旬になりようやく復帰し筋トレや食事に対しても考え始めやっとサッカーに集中していました。夏まで少しずつコンディションが上がっているのを感じながらようやくAチームの練習に参加できたと思えばAチームで練習できた練習では求められるプレー強度、スピードについていくのが精いっぱいで練習に参加した期間はたった3週間でした。シーズン中の練習では積極的なプレーをせずただボールを保持することだけを考えていたり、ゴールに向かうための手段が目的となっていたり、今考えるととてももったいないことをしていたなと思います。サタデーリーグの試合には多く出場しましたがフルで走りきれる試合、明確に結果に貢献できたという試合は少なく試合中に求められることがあまりできませんでした。

今考えてみると練習中や試合中に必要以上に考えすぎたり自分の中で難しくとらえすぎたように思います。もっと感性に従ってプレーすればよかったです。

そして一番問題なのはこのようなシーズンを送ったにも関わらずシーズン中はあまり何も考えようと感じようとしなかったことです。

こんな感じで今年は後悔の残るシーズンでした。
ここまではネガティブな文章になってしまいました。

ここからは僕の決意を書こうと思います。
僕は子供のころから家に漫画があったこともありいろいろなジャンルの漫画を読み漁っていました。高校のころ友達にキングダムを貸してもらい中国史が好きなこともありドハマりし、今は最新巻が出る日に読んでいます。
そんなキングダムの最新70巻、主人公信が思想家の韓非に対して人の本質は何かと聞かれた時にこう返しています。
人の本質は“思い”の火と“命”の火だ。その火を最大限燃やしてぶつかり合う。死ねば“命”の火は消えちまうが“思いの火”は次の者が受け取れる、火を受け取って自分の火をより大きくしていくんだ。」キングダム70巻より。
なるほど、そうだったのか、性善説とか性悪説ではないのかと思いました。(詳しくはキングダム70巻を読んでください。)

ではサッカーの本質は何だろうか。
競技的な本質は相手より多く得点する。相手より少ない失点に抑えることだがスポーツとしての本質は何だろうか。

自分自身の表現?相手をだますこと?仲間との協力?考えてもわかりませんでした。
自分なりの答えを出すなら「自由」です。

この考えに至った時昔読んだ漫画キャプテン翼のロベルトのノートに書いてあったことを思い出しました。(詳しくはキャプテン翼第35巻を読むかまたはロベルトノート52ページで検索してみてください。)

大学サッカーの半分以上が過ぎ去った今、大学サッカーもあと1、2年しかありません。おそらくサッカー人生は大学サッカーで終わりです。この状況下でどのような心持ちでプレーするか。
それは「自由に、命の火を最大限燃やして」です。
自分の火を決して暗火にはせず取り組みたいと思います。
そして国大サッカーとして思いの火を繋げていけたらいいなと思います。

最後に
咋シーズン僕たちの代でパフォーマンスに満足した選手は少ないと思います。首脳学年のシーズンで考えることも増え自分や味方、チームに疑心暗鬼になる日があるかもしれません。今シーズン、命の火を燃やし、そして思いの火を相互に作用させあって頑張っていきましょう。

私たちは「疑う者」から「信じる者」へと変わらなければならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?