クロストーク第3弾〜川和高校出身者対談〜

「大学サッカー」
「人生の夏休み」とも揶揄される大学生活の中で、サッカー中心の生活を決断した横浜国立大学体育会サッカー部の現メンバー達。
セレクションや推薦のない横国サッカー部の選手の経歴は様々である。
今回は横国サッカー部内で1番出身者が多い、神奈川県の「川和高校サッカー部」出身の3人にインタビューしてみた。

左から順に、

横濱祐雅 YOKOHAMA YUGA
都市科学部環境リスク共生学科 3年/DF 副主将

大森健勇 OOMORI KENYUU
理工学部情報工学EP 1年/DF

山口和真 YAMAGUCHI KAZUMA
理工学部化学応用EP 3年/MF 副主将

厳しい川和高校サッカー部の練習を乗り越えた3人が熱い想いを語ってくれました。
是非ご一読ください!

○高校サッカーと大学サッカーの違い

ーーまだサッカー部入って間もないけど、川和高校と横国とで似てるところとかあった?

大森:川和高校出身の和真君と祐雅君が首脳をやっているから似ているところは多い印象です。練習からバチバチやるところとか、AチームBチームみんなで練習する機会があるところとか。

ーーなるほど。今までも川和出身の先輩が首脳やってたりしたから、近いものはやっぱりあるね。
和真と祐雅はそこらへんどう?

山口:高校の時もA、B一緒にやることが多かったです。部員数100人超えていても、チーム全体の一体感を求めることが多かったかな。

横濱:みんなバチバチだったんで、紅白戦やるのも嫌でしたもん。A2がめちゃ強くて、A1を食ってやろうって気が強くて、、、。負けたら監督に走らされるし、次の日練習させてもらえなかったり。
あとは選手同士で練習から怒りあってた(笑)和真なんか試合中に胸倉つかんで喧嘩してたこともありましたよ(笑)

山口:俺がボール奪われて、プレスバックしなかったらめちゃくちゃキレられて喧嘩になった話ね。(笑)試合でもチームメイトと要求し合ってたね。

ーーみんなでそういう要求を本気ですることで熱量が生まれて、100人規模のチームをまとめることができていたのかもね。
サッカー面も含めて川和と横国とではどう違うかまとめられる?

山口:サッカー面だと、ボールを大切にしてポゼッションをしようとしているところとかは横国と川和は近い印象があるかな。
雰囲気とかは、川和はよく言うと熱い。悪く言うとバカだけど(笑)
逆に横国は冷静だけど、悪く言うとおとなしいイメージ。
時々こういった違いで物足りなさを感じるけど、今の横国の感じもひとつの良さだと思う。

横濱:横国入って、声出したらほめられてびっくりしましたもん(笑)
俺の中では声出すのなんて当たり前だったんで(笑)

(一同爆笑)

――てか、そんなに熱く言い合って雰囲気とかギスギスしないの?

山口:オンとオフはきりかえているので、それはないですね。

横濱:オフではめちゃ仲良かったです。

――大森も最初から川和スタイルだったの?

大森:自分は出身中学が強くなかったので、入部当初は声とか出せなかったです。でも声出さないと落とされるし、やることやらないといけないので3年間の内に慣れました。環境が変えたと言うか。

山口:大森は横国に入部してきたときにびっくりしました。
高校ではおれが3年のとき1年だったけど、大げさに言うといるのかわからないような存在だった(笑)でも今は予想以上に上手くなってるし、声出せるようになっていてめちゃくちゃびっくりしました。

一同:そういうのいいね!

山口:まず部活に迷わず入るのとか驚いたし、普通に上手くてびっくりした。

大森:いや、めちゃ嬉しいです。

(一同爆笑)

(チームの荷物を運ぶ大森)

○大学受験トーク

ーー受験のとき何考えて、どういう経緯でサッカー部に入ったの?

横濱:もともと大学でサッカーやるつもりは無かったです。
早慶第1志望にして、高校とは違ってサークルで楽しくやれればいいかなって思ってました。
でも早慶落ちて、横国と明治受かって、横国に決めた感じですかね。
そこで友達とサークルの新歓とか行ったけど、練習の強度とか見て、ここでやるのは違うなって思って。ギリギリだったんですけど、朝練何回か行って、入部しました。

ーーサークルとの違いはどこらへんに感じた?

横濱:イベントとかは楽しくて良かったけれど、練習が高校と比べたら物足りなかった。毎回の練習での強度のギャップがあった。

山口:俺は選手権での後悔がめちゃくちゃ残って、大学でサッカーするために勉強してました。東工大のサッカー部が監督不在、選手主体で面白そうだったんで、第1志望にしてました。
だけど結果落ちちゃって、後期でなんとか横国入りました。

大森:自分は学力的に横国が目指せるところかなって思って、ずっと目指してました。
サッカー続けようとかは受験の時はあまり考えてなかったけど、受験後にコロナとかあってサッカーから離れてしまって。
もともと練習試合とかして横国の雰囲気いいなって思ってたし、コロナでサッカーから離れたからこそまたやりたくなりました。

ーー3人ともきっかけとか違って、バランスいいね(笑)
それこそ、色んな価値観持ってサッカー部入る人がいて、改めて面白いね。

○これから横国サッカー部をどうしたいか

ーー最後に、横国サッカー部をこれからどうしたいか、個人的な目標とかでもいいので熱い想いを聞かせてください!

山口:高校時代の選手権で活躍するという目標が、今は関東2部昇格という目標に変わっていて、かなりモチベーションは高いです。
1年の時は1人の目標だったけど、2年の時にTOPチームに絡めて今は首脳になって、このチーム全体として関東2部を目指したいと思った。だからこそ1,2年生にはもっと関東2部昇格を意識してほしいと思う。3,4年もまだまだ日々の練習から、今日の練習で関東昇格をめざせるのかって考えてほしいし、その共通意識を高めていきたい。

大森:和真君の言う通り、1年生はまだ関東昇格を具体的に想像できている人は少ないと思う。でも小さな目標を立ててそれを達成していくことが関東昇格にもつながっていると思うから、その意識を持って取り組みたい。
個人としてはまずは1つでも上のカテゴリーに上がることをまずは目指したい。

横濱:俺は高校サッカーの悔しさから、大学では自分なりに何か大きなことを1つ成し遂げたいと思ってた。そんな中当時の主将が説明会で、今の横国のような状況で関東を目指しているチームはいないけど、俺たちは関東昇格を本気で目指していると言っていて、めっちゃかっこいいと思った。だから1年の時とかは試合には出られなくても、チームの関東昇格に携わりたいと思ってたし、その気持ちは誰にも負けないと思ってたからこそ、3年になって副主将に立候補した。
今は首脳として上のチーム、下のチーム問わずみんなが関東昇格を目指すチームを作ることを目指したいかな。
特に試合に出れない1、2年生が関東昇格を目指していくのは難しいと思うけれど、やれることもあるはずだと思う。
だからこそ今はBチームの練習を盛り上げて楽しくやって、部活への愛というか気持ちを高めてもらえればいいと思ってる。
「俺、このチーム好きだな」
みたいな。そこからリーグ戦に向けて一体感のあるチームにしていきたい。

ーー川和高校ならではの熱い想いを聞かせてくれてありがとうございました!関東昇格を目指して、チーム全体でこれからも盛り上げていきましょう!

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