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「感謝」 3年 原壮志

平素よりお世話になっております。
横浜国立大学経営学部3年の原壮志です。まず初めに日々私たちの活動をご支援していただいているスポンサー様、OB、保護者の皆様のおかげで私たちが日々活動できていることをこの一年間しみじみと感じました。心より感謝申し上げます。

改めて自己紹介をすると、今シーズンはこれまで4年生や3年生の部員ブログで「原に提出を催促された」という言葉が多く、名前に見覚えがある方もいることでしょう。広報課課長を務めていた原です。部員の提出期限を催促していたので、自分が遅れるわけにもいかず提出日の5日前から書いています。拙い文章となりますが最後までお付き合いいただけると幸いです。

私は自分の内面をさらけ出すことをあまり得意だと思っていないし、さらけ出したいと思わない。その理由としては、自分が何を考えていようが結局周りから見られるのは自分の行動、言動、といった結果でしか見られないと考えていたからだ。その分今回の部員ブログでは自分のありのままを伝えたいと思う。

私の首脳としての生活が始まったのは去年の11月だった。そのころはただがむしゃらに生活していただけのように感じる。時間に追われ次の日、その週の土日の予定を終わらせることに精いっぱいだった。そうして4週間がたち冬オフに入った。果たしてこのままで終わらせていいのだろうか。そう自問自答した。このままだとあっという間に1年が終わり首脳として何もせず終わってしまうのではないか。ただただ一日一日を終わらせることに尽力するだけでいいのか。こういった思いから首脳としてしなければいけないことだけでこの首脳学年を終わらせたくないと感じるようになった。

3月に気がつけば社会貢献課の課長から広報課の課長になっていた。最初はなぜ自分が広報課課長をやることになったのか自分でもあまり理解していなかった。課長として初めての仕事であるモチベーションビデオも作り始めは、モチベートされる側でありたいのにと感じていた。広報課として活動が何のためにやっているのかもわからないままただ仕事をこなしていた。

じゃあなぜ広報課課長を引き受けたのかと感じる人もいるだろう、それは自分が頑張ることで少しでも横国サッカー部の発展につながればいいと感じていたからだ。横国サッカー部のためにあらゆるベクトルを自分に向けた。自分ができることなら全部やるぐらいの気持ちで臨んだ。モチベーションビデオも途中からは、自分が作ってみんなが喜んでくれるなら、少しでもやってやろうという気持ちになるのなら、という気持ちで作った。でも結果的にはこの行動が自分を支えてくれていた。いや支えてくれていたという表現より依存していたという表現のほうが正しいだろう。「自分が頑張ることで少しでも横国サッカー部の発展につながればいい」こんなことを思いながら自分がしたことに対して愛着を持ち、自己満のようにYouTubeのアイキャッチを作ったり、アミノ杯用に新たなデザインの試合予告を作成してみたり。そして、自分が仕事をした気になって、自分がこの部にいる価値を示そうとしていた。

何か仕事をしていないと不安になるそんな日々が続いていた。その理由は自分の中で分かっていた。何もしていない自分には存在価値がないのではと考えてしまうからだ。なぜサッカー部に所属しているのかわからなくなる日もあった。首脳を任された責任感、重圧それらから逃げるかのように様々なことをした。

今年はあらゆる役職を与えてもらっていて首脳をはじめとし、広報課課長、フィジカル班班長(ほとんど動いていないが)、YNUS会計、その他にも動いていたことはあるがだいたいこのあたりの業務を遂行していた。自分のキャパシティーが大きいわけでもないのに、様々なことに顔を出しているせいで余計に自分を苦しめることになっていた。いや、自分から苦しい選択肢を取りに行っていた。なぜなら、何かに追われながら生活してないと嫌でも自分の存在価値について考えてしまうからだ。

高校の友人に会った時には、「わざわざ横浜まで行ってるのに何してんの?もっと遊べよ」とか大学の友人には「部活なんか辞めて遊ぼうよ」そう言われたこともあった。でもそんなことより自分にはサッカー部に貢献したい、もっとサッカーがうまくなって楽しみたい、この仲間とリーグ戦に勝って喜びを分かち合いたいという気持ちが心の根底にあり、大きく自分を突き動かしていた。最初は逃げから始まった様々な仕事。最終的にはそんなことを感じているわけではなく、自分の行動一つで何かが変わるなら、みんなのモチベーションが上がるなら、そんな気持ちで一つ一つのことに挑むようになった。

でも今年のリーグ戦の結果はギリギリ自動降格を免れただけ。関東大会の結果によっては2部に降格する可能性もある。自分のミスは自分のせいだし、チームのミスも自分のせいと思っていた。それは運営においてもプレーにおいても。自分があの時声をかけていれば、ミスしなければ、そういったことを考え出すと、後悔ばかりが募ってくる。

8月下旬からリーグが再開され、さらにチームとしての結束が強くなり、上智戦ではチーム全員で勝利をつかむことができた。あれは最高の瞬間だった。今年一みんなで喜んだ瞬間だ。こういった喜びを爆発させることができたのもこれまで自分を支えてくれていた人たちのおかげだ。この1年間負けている試合でも応援し続けてくれていたBチームのみんな。わざわざ会場まで足を運んで応援に来てくれたOBの方々。そして、何よりも1年間結果が出ず、苦汁をなめ続けていても、ともに支えあって戦い続けたAチームのみんな。

伝えたいことは、
「本当に1年間ありがとうございました。」
ということに尽きる。

自分はみんながいなければここまでやり続けることはできなかったと思う。みんながいたから頑張ろうと思えるそんな良い環境・関係性を築き上げることができた1年になった。

書き始めると言いたいことがうまくまとまらず、ぐちゃぐちゃな文章になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後とも横浜国立大学体育会サッカー部への応援への熱い応援をよろしくお願いします。

p.s.
広報課長として大きなことはできなかったし、日々の更新に関しては本当に起子さん(前年度広報課課長)と2年生の広報課には支えられていました。みんなのおかげで1年間YNUFCの広報活動がうまく回っていました。本当に感謝しています。来年は友也(来年度広報課課長)と大翔がうまくやってくれることに期待しています!

横浜国立大学体育会サッカー部 3年 原壮志

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