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「当事者意識」1年 鮫島汰希

平素よりお世話になっております。
横浜国立大学教育学部1年の鮫島汰希と申します。

ついに我々1年坊主たちにも部員ブログの順番が回ってきました。他の1年のブログを見てから書くことを決めよう、と考えていたのですが、一律の締め切りが設けられていてそのような甘い考えは通用しませんでした。「入部への思い」というテーマを与えられましたので、「入部を決めたきっかけ」と「入部してみて感じたこと」について綴ってみようと思います。先輩方のように知的で綺麗に構成された文章は書けませんが、最後まで是非お付き合いください。

さて、まず入部に至った経緯ですがこれといった深い理由はありませんでした。幼稚園の頃にサッカーを始めてから浪人期の1年間を除いてサッカー漬けの毎日でしたので、サッカーのない生活をイメージすることはできなく、また、自分からサッカーを取ったら何も残らないのは分かっていたため迷うことなく入部しました。強いて言えば、高校時代は学校から8キロ程離れたイノシシが出る山の中のぼこぼこの土グラウンドで練習していたので、横国のきれいな人工芝のグラウンドに惹かれたということぐらいでしょうか。

いざ入部してみて感じたことは、横国サッカー部は思っていたよりも「本気」の集団だ、ということでした。毎週のようにやってくるリーグ戦に向けて準備を重ね、出場の有無に関係なく戦い、結果に一喜一憂し、またやってくるリーグ戦に備える。特に4年生のチームに対する貢献度はすさまじいものでした。試合に出場している選手はもちろん、ベンチから声をかけ指示を出しチームをまとめてくれる方、ピッチの外から声を張り上げ選手を鼓舞してくれる方々。それらの行動の原動力は「チームに対する愛」ではないでしょうか。

10月8日(日)東京・神奈川リーグ最終節、vs学習院大学戦。
勝てば自力でのリーグ残留が決まる重要な一戦で、有難いことに私はスタメンとして試合に起用していただきました。OBの方々やメンバーに入ることができなかった選手たちの最高の大応援の中で、私のプレーといえば散々なものでした。攻守において何も良さを出せず、明らかにチームの足を引っ張っていたと思います。本当に申し訳ありませんでした。そんな中、先輩方のプレーは圧巻でした。個人名を出すのは多少憚られますが、特にGKの右京君のセービングは驚くべきものでありました。失点物のピンチを何度救ってもらったか分かりません。もし仮にあの場で出場していたのが1年生のGKだったら、おそらくあのようなセービングはできていないと思います。技術的に1年生が劣っている、と言いたいわけでは全くありません。あの1歩、あの0.1秒、あの1mmを動かしたのは、「このチームに1部リーグを残したい」「このチームで喜び合いたい」という4年間をかけて築き上げてきた「チームに対する愛」なんだと思います。個人的に精神論は好きではありませんが、スポーツを行う上で足を動かす土台となるのはそこであり必要不可欠であると思います。

自分も含めて今の1年生はチームに対してどこか他人事・お客様の気分で活動している人が多いような気がします。自発的にチームのために行動できている人はどれだけいるでしょうか。今年は1番下の学年だからしょうがなかったよね、としたとしても来年度になれば後輩が入ってきます。じゃあ後輩が出てきたら自然とそのように動けるのでしょうか。新チームになった今から意識を変えるべきだと思います。サッカーがチームスポーツである以上、「チームのために」と考えることはチームが強くなるためには必須のことです。チームのことを自分事としてとらえる、が1年生のテーマではないかと勝手に感じています。

来シーズンで自分たちが望んだ結果を出すために、今シーズン感じたことを活かしていこうと思います。拙くまとまりのない文章ではありましたが、ご通読ありがとうございました。

横浜国立大学教育学部1年鮫島汰希

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