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「全てを糧にして」 2年 安積照陽

平素よりお世話になっております。来季副主将を務めることになりました、経済学部2年の安積照陽です。「昨年からの成長、首脳学年を迎える決意」というテーマが与えられているので、それに沿って書いていこうかなと思います。

今シーズンからAチームでプレーすることが多くなった。昨年はAチームに絡むことはなかったので、成長したといえるだろう。しかし、都リーグでは夏の中断期間まで自分の出番はなかった。ベンチ外になることもあったし、Bチームに落ちることも経験した。今までのサッカー人生の中でもトップクラスに苦しい期間だったように思う。チームとしても結果が出ない中でそれを外から眺めることしかできない自分がただただ情けなかった。

今思えば、その期間は自分に矢印を向けることができていなかった。

ベンチ外になったときは「なんでメンバー入れないんだよ」と思っていたし、Bチームに落ちた時は直接首脳に不満を言うこともあった。それでは自分の置かれている状況は変えられない。結局周りの選手より練習や試合でいいプレーをしてアピールするしかない。そこからは常に自分に矢印を向けて取り組んだ。その甲斐あって中断明けの試合はスタメンで出場することができ、ようやくチームの力になれると思った。

しかし、チームの状況は変えられなかった。シーズン開幕当初は優勝を目指していたチームは終盤には残留争いの渦中にいた。最終的に自動降格は免れたものの自力での残留はすることができず、横浜国立大学サッカー部の都リーグ初年度は自分たちの望んだ結果にはならなかった。それでも今シーズンやってきたこと、経験したことのすべてが無駄ではなかったと思えるようなシーズンに来年はしたい。

冒頭にも書いたように、来季副主将を務めることになった。これが決まったのは本当に突然のことで、もともと候補だった同期が断って、自分に白羽の矢が立ったといういきさつだ(日野、岩井は長い間トップチームにいるが、到底首脳を務められるような人間ではない)。

これまでは自分のことだけを考えてやってきたので、首脳というチーム全体のことを考える立場になることに少なからず不安はある。そんな自分でもこのチームをこれからどんなものにしたいかという思いはある。横国を強いチームにしたい。今シーズンの横国はいいチームだった。去年もそうだったし、きっとその前もそうだっただろう。でもこのチームをそれだけで終わらせたくない。もっとみんなでゴールを決めた時、勝った時の喜びを味わいたい。それに、今までの先輩が掲げてきた「関東昇格」という目標に挑戦する資格があるのは自分たちしかいない。だから、これからを戦う自分たちには強くなる義務がある。強くなろう、皆でもっと。

4年生へ
 4年間お疲れさまでした。そして、今までありがとうございました。どの立場であっても、チームのために最後まで全力で戦う4年生全員のことを心から尊敬しています。きっと僕の同期も同じことを思っていますし、みんな4年生のことが大好きです(多分)。これからはOBとして横国サッカー部を応援してくれると嬉しいです。


 最後まで読んでいただきありがとうございました。これからも横浜国立大学サッカー部へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

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