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「私の成長」 2年 岩井 碧

平素より横浜国立大学体育会サッカー部の活動にご理解とご協力を賜りまして、誠にありがとうございます。理工学部2年の岩井でございます。
今回、「昨年からの成長、首脳学年を迎える決意」というテーマのもと、文章を書かせていただきました。拙い文章かと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

突然ですが、私は最近、ブラインドタッチを徐々に習得している最中であります。今までパソコン扱うことが不得手だったものですから、楽しみながらこの文章を書いているところであります。しかし、楽しい話題から本題に入ることはできないかもしれません。

私の昨シーズンでの個人での成績はあまりよくありませんでした。リーグ戦開幕までは好調であったものの、第3節の東京大学戦のウォーミングアップで怪我をしてしまい、そこから4か月ほどサッカーができない期間がありました。

その間、チームとしても波に乗れない時期が続き、シーズン半ばで優勝の可能性は潰え、気づけば関東昇格プレーオフ出場の目標も達成できる立場になくなってしまいました。

その頃ようやく私の怪我が治り、せっかくAチームの活動に合流できても試合で活躍することができず、復帰して3週間後に再度怪我をしてしまいました。

ありがたいことに最終節では出場の機会を得られましたが、チームを勝利させることはできませんでした。結局チームはリーグ戦を12位中10位で終えました。

以上が、今シーズンの第三者的な観点から見たハイライトです。しかしながら、怪我をしたことでチームをじっくりと観察することができた私は、昨シーズンは結果で見るよりもはるかに価値のあるシーズンであったと思うのです。

シーズン開幕前には練習試合や公式戦の対戦相手に対し、自分たちの戦術の土台を作り、得点感覚をチームで共有し、その勢いでシーズン開幕戦に挑みました。

シーズン序盤、勝利をつかめない時期が続いたときは、若色監督がまだ勝ち点を気にする時期ではないとチームを鼓舞し、自分たちのサッカーを磨きました。

依然として勝ち星が思うように取れないシーズン中盤、戦術を変えたり、チームの士気を一層高めたりするなど自分たちを変えることでなんとか勝利を得ようともがきました。

リーグ終盤では、何度もチームでミーティングを行い、山口前主将をはじめとする首脳や4年生の思いを聞き、なんとか残留できるようにと毎試合必死に戦いました。
その結果、我々は自動降格を免れ、1部残留の可能性を残すことができました。

私がこの1年間で成長できたこと。それはチーム愛です。
1年生のころは、はっきり申し上げてチーム愛はあまりなかったと思います。チームが勝っても負けても自分のプレーの方にしか興味がなかったと思います。

しかし、今の私にはこのチームへの誇りがあります。

このチームへの気持ちがあるのは、間違いなく、昨シーズンを通して経験した先のことがあったからであると確信しています。
このチームの勝利のために味方に積極的に声をかける人、黙々と練習し行動で示す人。
そういう方たちの近くにいたことで自分も少し変われたと思います。

3年生の首脳学年となる来シーズンは、このチームへの誇りをもって共に成長したいと思っています。もちろん自分の決定的な仕事でこのチームを勝たせることができればこれ以上のことはないので、個人の技術も当然磨きます。

まもなく始まる来シーズン、昨シーズン同様、様々な困難にぶつかると思いますが、仲間とこのチームと共に邁進する所存であります。

今後とも横浜国立大学体育会サッカー部をよろしくお願いいたします。

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