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「役職に就くということ」 3年 山﨑裕星

平素よりお世話になっております。教育学部数学科3年の山﨑裕星です。

まずは日頃よりサポートしていただいているOB・社会人スタッフの方々、地域の方々、大学関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
今後とも国大サッカー部の成長に、ご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。

本題に入ります。
首脳学年である今年1年間、本当にいろいろな経験をさせてもらいました。

運営面では、主務という役職をもらい、社会貢献課の課長として地域の方々と関わり、物品管理として企業の方々と関わり、横国を支えるOBの方々・学生支援課と毎日のように連絡を取りました。

つまり俺って”横国の心臓”ってことね (泰生ベー)

サッカー面では、Bチームのキャプテンを任され、サタデーAにも呼ばれるようにもなり、あの”ザキさん”の滅多に見られないゴールを見ることもできました。

ここで一旦考えてみた。

【Q.他大で同じ経験をしようと思ったら…】

到底、できるものじゃないと思いました。
だって、まず入るにはセレクションが基本、入ってもカテゴリーも多い、役職に就くなんて一握り、もっと根本的なことを言えば学生主体である国大サッカー部でなければ自分が「中心」となって動くことなんてできない。こんなに関わりが多く、広がりを持たせられた学生になれていただろうか。

改めて振り返ってみて、こんな貴重な経験は滅多に無いと思います。
役職に就いたことで、様々な「繋がり」を国大サッカー部が与えてくれました。
「この環境ってとてもとても恵まれているものだな」と改めて感じます。
このチームでサッカーができたことに感謝です。

では、話の系統をガラッと変えます。
こんなに満足している私ですが、実はこの1年間ずっと悩みを抱えていました。

それは”劣等感”です。

具体的に言えば、
“主務”なのに各課の仕事のモチベーションを上げさせられない。自分の仕事に追われている。ミスもする。
“社会貢献課の課長”なのになかなか仕事が見つけられない。積極性に欠ける。
“Bチームのキャプテン”なのに毎回スタートとは限らない。鼓舞できていただろうか。
“サタデーA”に呼ばれても出場できない。呼ばれている意味もなかった。

実は本当に一番傷ついていたのが
“川和”の中で俺だけ20人に選ばれない。

色々と自分の立ち位置や役職が明確になってくると、どうしてもそれの究極形(=理想)を求めてしまいます。
役職に就いたことで、様々な「劣等感」を感じるようになりました。
昨年、『絶対評価と相対評価』というタイトルで部員ブログを書きましたが、役職に就くことでその分自分の中の評価(=絶対評価)ではなく、理想の在り方(=相対評価)で考えてしまうのです。

1年間、とてもいろいろな経験をして、仲間にも恵まれて、めちゃくちゃ楽しかった。
こんな楽しくて面白くて充実感を得られた1年間は今後一生無い。あったとしても同じ経験は絶対に無い。
しかし、その楽しさは自分の心の中にある劣等感をも吹き飛ばしてくれるほど上回ってはこなかった。

丁度先日引き止め会を迎え、3年生みんなが継続するか引退するか悩んでいる頃かと思います。

来年の自分のテーマ、それは、今年1年間の満足できなかった自分を超えたい。
そのためにもう少し長いことサッカーに真剣に向き合ってみようかと考えています。

チーム1酒に強い駿くんも、チーム1面白い史穂くんも、チーム1エニタイム快くんも、チーム1ループかます建太くんも、チーム1マジか純平くんも、チーム1終電早そう水晶くんも、チーム1イケメン凌也くんも、チーム1意識高い友星くんも、チーム1ウニ頭の壮志くんも、チーム1流されやすい優吾くんも、チーム1朝弱い幸也くんも、チーム1足の速い凜太郎くんも、チーム1また抜きを好む竜三くんも、チーム1声出して今年を牽引した泰生も、来年またこのメンバーでサッカーしようね。

そして、2年生はこの首脳学年、全力で、同期誰一人欠けることなく乗り切ってほしいです。
うまくいかず、通称堅物ウニ頭とザキさんのように朝練から喧嘩をするようなこともあるかもしれませんが、それもまたいい思い出です。本音でぶつかること、大事。

横浜国立大学体育会サッカー部 主務 山﨑裕星

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