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「絶対評価と相対評価」2年 山崎裕星

平素よりお世話になっております。教育学部2年の山﨑裕星です。
今回は教育学部らしく「絶対評価と相対評価」というテーマに絞って今までの活動/今後の活動について思いを綴っていこうと思います。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
 
みなさん「自分は頑張っている」と感じたことありませんか。
 
2年生の夏前あたりから私は自分でそう感じていました。というのも来年度のチーム作りにおいて中心人物として活躍したかったため、下手でも声を出したり筋トレを頑張ったり食事に気を付けたり自分のできることを最大限やっていたと思っていたからです。どのようなチームにしたいのか、何をしているときでも常に頭の中で考えていたことも事実です。これは誰が何と言おうと譲りません。
 
そして夏休みに入って新体制が少しずつ動き始めました。来年度の首脳に必死に食らいついていこうと筋トレに一緒に行ったり、グランド空き時間に自主練をしたり、練習前に必ず体幹と腕立てをするようにしたり彼らの生活にリズムに合わせるようにしていきました。
 
その時に感じたことがあります。
 
「自分は全然頑張っていなかった。」
 
夏前まで頑張っていたと胸を張っていた自分が恥ずかしいほどでした。夏の期間を次期首脳と一緒に過ごした時は正直一番きつかったです。トップチームで活躍している人たちは自分の想像以上に練習時間以外でも頑張っていました。練習の時間になってもその疲れを感じさせないほどアグレッシブに球際で強さを見せていました。ついていくのに必死だった自分はそのころ体力的に疲れが出てきて、挙句の果てに膝の怪我を再発させてしまいました。
 
ここでもう一度このブログのテーマを思い出そうと思います。私の言いたいことはつまりこうです。夏前までは自分のことを「絶対評価:事前に定められた目標に対して個人の達成度を評価する」で評価し、頑張っている自分に対して十分に満足していましたが、夏を過ごしてから「相対評価:他者の達成度と比較して個人の達成度を評価する」で自分のことを評価するようになって、その物足りなさ/不甲斐なさ/無力さを感じたということです。自分の中では頑張っていると思った努力量でも、周りの、しかも自分が勝たなければならない選手が自分以上に頑張っていたという事実に気が付いたのです。常に私は個人の中で評価を完結させていましたが、他者の努力量と比較して評価すれば彼らの足元にも及んでいないということに気づかされました。みなさんももし「自分は頑張っている」と思ったら周りを見渡してみてください。
 
自分はまだまだ頑張っていなかった。トップチームで活躍してる同期はもっともっと頑張っていたと気づいたとき、正直心が折れそうになりました。彼らがトップチームで活躍しているのは今までサッカーをやってきた歴の長さであり、中学校からサッカーを始めた自分が経験や技術の差があるのは当然で、頑張ることに関してだけは絶対に勝っていると思っていました。全くそんなことはなかった。この場をお借りして謝ります。すみません。
 
それ以降、自分もトップチームの人たちと同じくらい、時にはそれ以上に時間をかけてサッカーに集中するようになりました。そして、自分は運よく関東プレーオフに帯同することができました。実はそこでも新たな挫折を感じました。
 
俺以上に頑張っていた同期が悔しそうにしている姿。勝てなかった。だったら自分はどれだけ頑張らないとこのステージに立てないのか。そして勝てないのか。
 
それを考えていたら涙が出てきました。先が不安でしかありませんでした。
 
とうとう代替わりを迎えました。
 
せっかくなので正直な気持ちを記しますと、現時点(12/11時点)でその熱い気持ちは全く消えてしまっています。声を出そう、人一倍頑張ろう、練習時間外での努力を怠らないようにしよう。そう思っていた気持ちが消えてしまった気がします。恥ずかしいです。
 
そんな中、今から長期オフ(12/12―1/16)に入ります。いまさら何を言っても仕方ありません。長期オフを明けるともう9か月程度しかないことに気が付くでしょう。新体制になってからこの1カ月間を無駄に過ごしてしまいました。年明けの活動という新たな区切りを利用して再度あの頃の思いを取り戻して頑張ろうと思います。その頑張るは当然「誰よりも」。
 
自分を甘やかさない。もっと頑張っているやつはたくさんいる。そいつらに勝てるように心を燃やせ。
 
最後までお付き合いいただきありがとうございます。来年度はサッカー面だけでなく主務として運営面でも活躍しなければなりません。今までにない横浜国立大学体育会サッカー部を部内に、そして部外に見せることが出来るように。今後とも横浜国立大学体育会サッカー部の応援のほどよろしくお願いいたします。
 
横浜国立大学体育会サッカー部 主務 山﨑裕星

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