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「横国サッカー部への想い」 4年 鈴木響

いつも横浜国立大学体育会サッカー部への多大なるご支援とご声援ありがとうございます。教育学部4年の鈴木響です。

都リーグ最終節まで2週間を切り、引退という二文字が目前までやってきてしまいました。このチームで過ごした3年半で、自分自身の成長はもちろん、部活動という組織の成長も体感でき、本当に充実した日々を過ごさせてもらいました。

練習前に筋トレに行き、グラウンドに到着したらテーピングを巻いて、皆で鳥かごして練習。練習が終わったら自主練したり、だらだら喋ったり、誰かの家で集まったりみたいな、いつもの何気ない毎日がもう終わってしまうと考えると、普通に涙してしまいそうです。

大好きな仲間と恵まれた環境に感謝でいっぱいです。本当にありがとう。

前置きはここまでにして本題に入りたいと思います。

何について書くか、2週間ほど頭を悩ませましたが、今自分が1番熱く語れること、横国サッカー部への想いを、そのまま文章にするのが良いのではないかという結論に至りました。拙い文章になりますがお付き合いの程よろしくお願いします。

今シーズンの横国サッカーは、昨年の守備的スタイルから一転し、自陣からのビルドアップやロングボールからのセカンド回収、前プレ、ミドルブロックなどを相手によって柔軟に組み合わるスタイルで戦ってきた。シーズン前の練習試合、県知事杯、アミノ杯を経て、ある程度の自信を持ってリーグ開幕。

都1部リーグの強度の高さ、相手応援によるやりづらさ、攻撃で主導権を握る難しさを感じながらも、前期は2勝4敗5分。何とか勝ち点を積み上げ、後期での巻き返しを図った。

しかし、後期はより苦しい状況になっている。

20試合を終えて3勝7分10敗。

大東文化大学戦を経て、私たち横国サッカー部は「実力不足」だということを、十分すぎるほど認識させられた。

正直、ここまで苦しいシーズンになるなんて想像もしていなかった。

昨シーズン関東昇格まであと一歩まで迫った経験から、関東リーグが夢の舞台から現実味を帯びてきたように思い、昇格戦でのリベンジへ意気込んでいた。しかし、思うような結果が出ない時間が続き、

チームとしてどんなサッカーを目指すのか、どうやって勝つのか、全員が同じビジョンを描けていない

そんな状況になっている。

そんな中、残留のため絶対に負けられない2試合が残っている。残留には、他会場の結果、関東3部リーグの結果が関わってくるため、できるだけ多くの勝ち点を積み上げなければならない。
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先日、Bチームの公式戦である、サタデーリーグの最終節、立教大学戦の応援に行った。Bチームにとって今季最後の公式戦であったことや、同期と一部の3年生の引退試合だったということもあり、全員の気持ちの入ったプレーに大きな刺激を受けた。地力こそ相手の方が上であったが、チームとしての団結力、身体を張ったプレー、守備で主導権を握るサッカーで相手を苦しめ、熱戦を繰り広げた。まさに昨年の昇格戦を彷彿させ、自信を失っていた自分たちに希望を与えてくれた。(現地で観戦できなかった選手は映像で絶対に見て欲しい。)

残りの2試合の話に戻る。
上智・学習院は、地力で言えば自分たちよりも優れている。ただ、Bチームの立教大学戦のような、全員で戦う横国サッカーを体現できれば、勝機はある。

沖くん(71期主将)の昨年の部員ブログの言葉をお借りすると、

「一人一人は下手なのに異様に士気が高く、自分たちのプレーができない」

「何回もぶち抜いているのにカバーが速く、最後まで身体を張って守備をしてくるため、点が取れない」

「勢いだけなのにいつの間にか飲み込まれ、思わぬ展開から失点する」


相手にこう感じさせるのが横国サッカー。


気持ちを前面に押し出す、相手にやりづらさを感じさせる、守備で主導権を握りチャンスを手繰り寄せる、そんなサッカーを残り2試合で体現したい。

Bチームの選手へ。
いつも会場運営、応援、心から感謝しています。試合中の応援が自分の原動力になっていることは間違いないし、サタデー最終節の東京学芸大学戦、立教大学戦は素晴らしい試合で大きな刺激をもらった。残りの2試合、全員で戦って勝利しよう。個人チャント作ってくれるとマジで喜びます!

Aチームの選手へ。
これまで横国サッカー部が経験してこなかった、残留争いに苦しみながらも、高いモチベーションで良いトレーニングができていると思う。ただ、残りの2試合で結果を出さなければならない。後輩には来季も1部で戦って欲しい。そして何よりも俺は皆と喜びの瞬間を分かち合いたい。そのためにやれる全ての準備を。

横浜国立大学体育会サッカー部 4年 鈴木響

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