第26回中山グランドジャンプ Frontiersの見解!!!

はじめに

こんにちは。横浜国立大学競馬サークルFrontierです。今回は中山グランドジャンプの見解を発表しようと思います。
先日、藤岡康太騎手が落馬によって亡くなられました。深く哀悼の意を表すと共にご冥福をお祈り申し上げます。全人馬無事をより一層願ってやみません。
中山グランドジャンプも全人馬無事に完走できますように。

今回は本サークルの障害競走の専門家である、あおかげさんの見解を載せたいと思います。

あおかげの見解

こんにちは、あおかげです。予想を書く前に一つ。障害競走はその特性上どうしても落馬の多い競技です。ですからどうか皆さんこの中山グランドジャンプに出走する全人馬が無事に完走することを祈ってください。どうかお願いします。

さて予想に移りましょう。
今年のグランドジャンプはマイネルグロン一強です。これに抵抗できる馬はいません。

◉マイネルグロン
〇ニシノデイジー
▲イロゴトシ
△ビレッジイーグル
△エコロデュエル
☆ワンダークローバー

本命のマイネルグロンは去年からずーーーーーっと石神騎手が吹かしまくっていた通り十分すぎる実力を持っています。前走の阪神スプリングジャンプでは他の馬より2kg重い62kgを背負って、襷で進路をふさがれて修正したのにも関わらず7馬身差の圧勝。あんなのを見せられては他の陣営はどんな手を使っても勝てません。馬番も4番と絶好の位置。間違えて石神深道騎手が乗らない限り勝てます。ステイゴールド系で鞍上石神は買いだとデータも言っているし間違いないね!そういえば、インタビューによればオジュウチョウサンと同じくらいと。実力が圧倒的とはいえこう言い切る勇気はすごいなと。

対抗はニシノデイジー。去年の東京ハイジャンプの時点ではあれ?といった状態でしたがその後の中山大障害の後はいい状態をキープしています。特に気持ちの面が改善したのがよかったと思われます。前走では4着でしたが2着のエコロデュエルとは2kg重くて1.3秒差。障害競走なら十分覆せる差ですし、不安要素ができてしまったエコロデュエルには勝てるんじゃないかと。鞍上も折り合いがついていたとコメントを残しており問題はないです。ペガサス組は有力な馬がビレッジイーグルしかおらず大障害で決着がついたと考えます。ただ気持ちが切れたら一気に走らなくなるのが怖いところ。逃げたいけど枠が結構外になってしまった点も不安です。

単穴はイロゴトシ。この馬は去年の覇者。重馬場のなか大差をつけて圧勝したのが記憶に新しいけど、重馬場専門というわけではなくあの馬場でもやれるという印象です。小倉サマーを回避したり東京ハイジャンプでは6着に終わったり中山大障害も回避したりとなかなか調子がよくない様子ですが、去年見せたあの走りは間違いなく本物でしょう。陣営も今回はここに合わせてしっかり調整したはず。平地叩きについては過去の例が少なくてなんとも言えない。言えないんだけど少ない例を調べてみると叩きの成績と本番の成績は直結していなさそうです。確かにペース、コーナー、障害の有無などを考えると直結しないと考えるのが自然かと。なので平地走って13着は特に問題ないと言えます。マイネルグロンとは東京ハイジャンプで戦って3秒差つけられたけど、あの時は2kg重くて3000mの重賞競走。なので同条件かつ4000mだとどうなるかはまだ分からないです。後ろにピッタリつき、外回りに入ったら長く足を伸ばして差し切るというのがこの馬の対グロン戦略になりそうです。……当日意外と人気になりそう?

連下1頭目はビレッジイーグル。中山グランドジャンプには3回目の挑戦、そしてここ数年は障害では中山しか走っておらず好走しているので安定感はあります。まだJGIでは馬券内に入ったことがないですが最近順位を上げているのとコース適正はバンケットと5号障害を走る大障害ルートよりも中山外回りを使うグランドジャンプルートのほうが向いているので今度こそ。ただ、全体のペースにもよるけど大障害と同じ結果になりそうです。今回はどう攻めていくのか。中山大障害ではニシノデイジーと競り合った結果ペースが上がったが今度もそうなるのか。それとも先頭をスッと譲って2番手追走して力を貯め、後半でまた突き放す戦いをするか。勝敗や各馬の順位に大きく変化を与えそうです。

連下2頭目はエコロデュエル。この馬は本当なら対抗に据えたかった。グランドジャンプでマイネルグロンに肉薄する様子が見たかった。いやもしかしたら見られるかもしれないけどここまで主戦騎手を務めてきた草野Jが直前で落馬負傷して乗り替わりなので厳しいとみている。素質自体は素晴らしいがいかんせん気性に難しい面があり、実力を十分に発揮できないでしょう。毎回最後方あたりからの競馬をしているという点でもマイナス。そういう点を分かっている騎手が乗っていたのに今回はいないのは本当に残念。ただ、乗り替わりが逆にいい方向に向かう可能性にも賭けたいところ。以前よりも前に位置取りができるようになるかもしれない。この馬は飛越が下手とは言わないけど障害を舐めているような節があり、特に前半は飛越がスローである。また後ろから追い上げていくために後半はスピードを落としたくない。中山GJではラスト1000mから外回りコースとなり障害も高さが低いハードルなのでこの馬にとっては走りやすいはず。小野寺騎手とうまくやれるか気になるところだが折り合って勝負をしていってほしい。

穴は悩みに悩んでワンダークローバー。秋陽ジャンプSではレコード決着でクビとハナ差の3着、イルミネーションジャンプSでもレコードとなり3/4と8馬身差の3着。超ハイペースで前の馬がバテバテになったのなら馬券内に入ってくるとみてもいいだろう。前走の阪神スプリングJでは結構スローの展開だったので厳しいところがあったと思う。ロンパスで下がった馬を差し切っていくことを期待したい。隣のマイネルグロンとは同父ゴールドシップ。同父ワンツーフィニッシュは起こるのか。

そのほかの馬について。

ギガバッケン
福島でこそ実力が発揮できると思います。固定障害になると飛越が高くなりスピードがどうしても落ちてしまうので追走するだけでやっとかと考えられます。

ジューンベロシティは去年と同じく春麗から中山GJへ。夏あたりは調子がいいが去年の冬は調子をくずしている。単純に他のメンバーが強すぎるというのもあり印無し。最内枠っていうのも怖い。個人的には森一馬ジョッキーがどういう動きをするか気になります。阪神スプリングジャンプで見せたマイネルグロンに対するあの攻めた騎乗がこの舞台でも見られるかどうか。脚質は先行なのでグロンよりちょっと前にこの馬がくることになるはず。なのでグロンに対しプレッシャーを与えやすい位置になるのは確か。ただそれで馬が無駄に疲弊しないかというのが少し不安です。

ダイシンクローバー
昨年の中山グランドジャンプ3着馬。そして京都ハイジャンプも制覇しています。だがその後の調子が悪いのがマイナスポイント。ステップを使わずにいきなりこの舞台に来たのも不安。大外スタートというところも、後ろに控える競馬をするので大きな影響を与えないとは思うが気になります。

タマモワカムシャ
今まで経験したことのない中山競馬場でいきなりグランドジャンプを走るのは厳しいところがあります。

フロールシュタット
中山は3度走っており慣れてはいるだろうが実力が足りないです。メンバーも豪華だし後ろからの競馬をする馬なので厳しいです。

ポルタフォリオ
京都ハイジャンプでは3着もあったもののその後の成績はイマイチです。距離が延びればもしかしたらっていうのはあると思いますが、メンバー等考えると厳しいところがあります。鞍上小牧加矢太騎手は今回グランドジャンプ初騎乗。頑張ってほしいです。

買い目は
3連単フォーメーション
4→8,10→2,3,5,8,10
4→2,8→2,8
です。


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