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事業承継とDX

こんにちは。YNSのYukaと申します。

私は企画広報部で様々な企画を行い、会社の中にも外にもファンを増やすということをミッションに業務に当たらせていただいています。同時に、私は営業という立場も兼ね備えており、お客様と直接お話をさせていただける、とても貴重な(とても楽しい!)機会をいただいています。

そんな中、先日「父が社長なんですけど…」という息子様からのシステム化の相談を受けました。現状はお父様が長年の勘や経験を活かした業務指示を出されていらっしゃり、社員の方はその指示を待ち、指示を受けて業務に当たられている。しかし、今後は日々扱う情報をデータ化して社員が自己判断できるように、業務をシステム化したいというご相談でした。
まさに「事業承継とDX」です。

改めてクライアント様と向き合い、この「事業承継」について考える良い機会をいただいたので、今回はこの「事業承継とDX」について記事を書かせていただこうと思います。
 

「事業継承」と「事業承継」

本題に入る前に、「事業承継」と同じような意味合いの言葉で「事業継承」という言葉があります。しかし両者は実は似ているようで違った意味合いを持つ言葉です。私がなぜあえて「事業承継」という言葉を使うのか。それにはある想いがあります。
「継承」という言葉には「先代や先任者などの地位や身分・財産・権利・義務を引き継ぐ」という意味があります。一方「承継」とは「先代や先任者から地位や精神、身分、仕事、事業を受け継ぐ」という意味になります。つまり、ここからひも解くと

「事業継承」
先代や先任者が所有していた資産や財産等形あるもの・具体的なものを受け継ぐこと。
「事業承継」
先代が守ってきた形のない抽象的なもの・精神的な意味をもつものを受け継ぐこと。

ということになります。

業務を効率化することにより、できた時間に先代が心に抱く「想い」を後継者・社員に伝えて欲しい。その「想い」を社員が引き継ぎ、企業を育んでいくことこそが事業承継であると私たちは考えます。システム化をお手伝いさせていただく中で、会社に宿る「想い」を大切にし事業承継に伴走したい、そんな私の想いから「事業承継」という言葉を使っています。
 

事業承継はDXの好機

事業承継はDXの好機であるとよく言われます。この点については言及するまでもないと思うのですが、事業承継時は経営者が若い層に引き継がれ、経営革新や業務効率化など、会社全体を見直し、一新するとても良い機会でもあります。

加えて、事業承継を行う上で大切な要素の一つが「後継者に任せ成長させる」ことです。しかし、先代からすると「任せる」ことは非常に怖いことです。自分の知らないところで知らない方向に会社が向かっているのではないか…本当に任せて会社は大丈夫なのか…自分がいなくなって会社はやっていけるだろうか…不安になるのは言うまでもありません。

ここからもわかるように、事業承継を円滑に進める上では「先代と後継者・社員の程よい距離感=見守り任せる仕組み」を作ることが非常に重要なポイントとなります。先代が完全に会社から離れてしまい、放任してしまっては後継者教育の機会が作れません。かといって、必要以上に指示を出してしまっては事業承継にならないことのみならず、後継者のためにはなりません。先代と後継者・社員が、ちょうど良い距離感・バランスを保つことが大切です。

この点においても、DXの伴走者としてクライアント様と共に進んできた弊社だからこそ、事業承継を円滑に進めるお手伝いをすることができます。
 

事業承継にYNSがお手伝いできること

例えばコミュニケーションツール導入のサポートです。先代を巻き込み、全社で共有すべき事項を即座に共有できるよう、チャットツール等の導入支援も行えます。

次に、タスク管理ツールの導入支援です。情報共有のみならず、社員の方々が行う業務に対して先代を含めた役員が動きを把握し、所感を伝えられる環境、また相談できる環境をタスク管理ツールで実現できます。このようなタスク管理ツールの選定・構築・導入サポートも弊社は可能です。

次にマニュアルの自動共有支援です。先代の知見・過去の経験をデータ化することがマニュアルなどのドキュメント作成の一助となります。作成したマニュアルを全社員に速やかに共有することで、社員の自発的な行動へつなげます。共有環境を構築する支援も弊社は可能です。

次に、承認フローのシステム化支援です。社員の方が自己判断が難しい場合、承認フローをシステム化することで即座に判断を仰ぐことができるようになります。社員の方々が上申しやすい環境づくりに寄与します。弊社は承認等のワークフローのシステム化もお手伝いできます。

最後に、社員評価システムの構築サポートです。社員の方々の業務への取り組みを評価するシステムを構築することで、社員の方々のモチベーション向上につなげます。前述の承認フローのシステムと連携し、提案・上申頻度に基づいた評価を行うことも可能です。


YNSは「想い」を大切にする会社

以上のように「事業承継とDX」といった側面からも弊社YNSはサポートできる部分が多くあります。YNSは「想い」を大切にするシステム会社、そんな風に感じてもらえたらとてもうれしいです。


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