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「失敗を恐れずに」と言う前に・・・

「失敗を恐れず挑戦してほしい」と、よく会社や上司は言います。

会社は、アグレッシブに、積極的に、失敗を恐れずに何でも挑戦して
欲しいといいます。
行っている意味は理解できます。

でも、そう会社から言われた時のあなたの反応はどうでしょうか?
社員は、基本は安定志向です。守るべき家族のある社員もいます。

挑戦しても、万が一失敗したら責任を取れと言われたら、
「冗談じゃない!そんなのやってられない!
」となります。
これは当たり前のことです。

普通の人は、「できるなら変わりたくない症候群」がありますから、
失敗しても最低でも現状維持を約束してくれなければ、挑戦はできません。

上司も、おうおうにして「成果は自分、失敗は部下の責任」なんて
いうのが大半です。

更には、失敗した時に降格や左遷なんていう事態になったら、
「もう何もやるもんか」となります。
そんなのは会社にとってマイナスしかありません。

今回のブログでは、あえて会社のトップへの提言です。
「失敗を恐れず挑戦してほしい」というのであれば、「失敗しても身分は
保証する」と言う事をきちんと言ってほしいのです。

「社長になったつもりで、仕事をしてほしい」ともいいます。
でも、社長ほどの給料は貰っていませんから、そんな発想は無理
ということになります。

何年か前に聞いた話しですが、ホンダやローム(半導体の会社)では、
一番失敗した人には翌年の始めに金銭の報酬が出るそうです。
そういう制度があれば、存分に社員は挑戦出来るはずです。

金銭目当てにやる人はいないでしょうが、身分保証どころか、失敗賞金が出たら、それこそ一生懸命にやるでしょうね。

まずそんな事を宣言した上で「挑戦しろ」と会社は言って欲しいところです。

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