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ムラサキポテチの主張

先日、渋谷のBunkamuraunkamura Galleryにて、永山裕子さんの水彩画展を拝見してきました。

花は軽やかなのに、器はどっしりと存在感。前にアートの会で聞いた、影をしっかり描くという教えを思い出しました。
そのほか、自分なりに印象に残ったこととしては、メインの対象物の色が背景に流れ出ているような背景の塗り。

これまでの数回のアートの会では、背景について色の調和に自信がなかったため、元の紙の色を活かす形が専らでした。
そこで、せっかく展覧会へ足を運んだのだから、と背景の色を塗る点に挑戦してみることにしました。

題材は、先日に芸工展2022での展示初日(10月2日)に葛原りょうさんが作ってくださった、自家製ポテトチップス。芋は、理沙さんが用意しました。
スライサーで芋を薄く切り、それらが相互にくっついてしまわないように油の中でずっとかき回し続けて、焦げる直前のタイミングで油から引き揚げたという労作です。
じゃがいもの中には、シャドークイーンらしき紫色の芋が混じっていて印象的でした。

シャドークイーンがなければ、今回の絵の背景は黄色系にしたかもしれません。
今回、背景が紫になることで、主役がシャドークイーンであることがハッキリとしました。
そして浮かんだタイトルが「ムラサキポテチの主張」。タイトルが自然に思い浮かんだのは初めてのことでした。

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