創価学会に脱会届を提出したお話

祖母の代から続く創価学会から脱会した時のお話です。

はじめに

私は所謂三世というやつでした。
祖母が入信し、当時子どもだった母も同時に入りました。
その後生まれた私も自動的に入会し、よく学会の集まりなどに連れて行かれていました。
ちなみに父は全くの無宗教で、創価はむしろ反対派です。

特別熱心な信仰ではないのですが、祖母や母は毎日仏壇に向かって題目を唱えていました。
一度始めると30分以上は自室から出てこなくなり、その間は非常に退屈した覚えがあります。

悩みを話すたびに母からは「お題目をあげなさい」と言われて育った私ですが、母のようには習慣付かず、思春期以降は学会への参加もしなくなりました。

脱会を決めた

所属をしていたところで特別不便なことがあったわけではなかったので特に何もせず過ごしていました。
脱会を自分の意思で決めたのは大学生の時です。
初めて恋人ができ、結婚が視野に入った時。

恋人とその家族が創価に対して否定的でした。
それ以前にもいくつか反対される要素があり、少しでも障害となる恐れのある因子は全て排除しようと決めたことがきっかけです。


実際にやったこと

実際にやったことはシンプルに2つ。

・脱会届を書く
・内容証明で送る

です。
細かく書いていきます。

脱会届を書く

パソコンで作成しました。
創価学会 脱会届 例文 で検索するといろいろ出てきます。
私が書いた内容としては以下の通りです。

・母によって入会されたものであり、自分の意思ではないこと
・今後一切の勧誘を遠慮すること
・この届出に対する訪問を遠慮すること

創価学会のネットワークは本当に強いです。
学会への連絡なしに転居して担当支部が変わってもなぜか新しい支部の担当の方がいらっしゃいます。
そういったことを防ぎたく、内容として盛り込みました。

引き留めも一切不要。
ただ脱会の意思を受け取ってくれ。
その一心の内容です。

内容証明で送る

かなり強気ですね。
正直ここまでするべきか迷いました。
ただ、真偽は分かりませんが脱会届が握りつぶされることもあるという噂もあり、第三者に証明できる立場として介入してもらいました。

作成した脱会届を3枚用意し、郵便局窓口へ行きます。
そこで「内容証明郵便で送りたい」と伝えると全て説明してもらえます。

3枚の内訳としては、実際に先方に送る用、自身の保管用、郵便局での保管用です。

料金は500円かかりません。

その後

引き留めやその後の勧誘等、一切なく平和に探しています。
もう何年も前のお話です。

少し後悔していること

脱会届を提出して1ヶ月経ったか経っていないかの頃、母に「聞きたいことがあるんだけど」と改まった雰囲気で持ちかけられました。

端的に「学会に脱会届送ったの?」と尋ねられたので、そうだよとだけ返事をしました。

母は「そっか。ちょっと、上の人から聞かれて。ごめんね」とだけ言っていたのですが、いまだに胸の奥に棘のように残っています。

ほとんど友達がおらず、学会でも常に孤独を感じている母。
私が強行的に動いたためにさらに孤独を感じているのではないか。
唯一と言っても過言ではない家庭外での母の居場所を奪ってしまったのではないか。
脱会届を出す時はそこまで考えが至らず、この点だけは後悔しています。

母には一度きちんと謝りました。
大丈夫だよとは言われましたが、真実の程は分かりません。

私の経験が、これから脱会したい方の何かお役に立てましたら幸いです。

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