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PL 第14節 リヴァプール×ブライトン レポート

11/30(土) 24:00キックオフ @アンフィールド

今回は試合に対しては簡単に行きたいと思います。
ミッドウィークはマージーサイドですし。
(そもそもかなり薄い試合内容でしたし。)

試合内容の他に僕なりの今シーズンのリヴァプールの印象について書いてます。

スタメン

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(SofaScoreより引用)

リヴァプールは実に痛すぎる、ファビーニョの負傷離脱。
この試合ではヘンダーソンがアンカーの位置に入り、その他の中盤はワイナルドゥムとチェンバレン

ブライトンのスタメンはかなり流動的のようで、前節から大幅に変更となってます。

戦評 

この日は疲労の影響か、終始攻めあぐねる展開
ファビーニョがいないってのもやっぱり大きかったかもしれないです。
ヘンダーソンが悪い選手ではないんですけど、ファビーニョがスーパーすぎたんで。

全員のトランジションの意識か、連戦の疲れか、狙ってるのか。
さすがにわからないんですが、とりあえずこの日はプレーの強度も判断も悪い。

そんな中でもCKで2点も決められるのはありがたいですね。

76分にアリソンがエリア外で手を使ってしまい、一発退場。そのままFKを決められ失点。

その後はアドリアンがスーパーセーブを見せ、2-1で逃げ切りました。


気になったシーン

エリア外で手を使い、一発退場となったアリソン。
今日はそんなアリソンについて少しだけ言及してみたいと思います。(筆者はGKのプレー経験ゼロなので悪しからず。)

以前footballistaの記事でこんなものを見つけました。
アリソンって足下上手いよね!って言われますけど、個人的には「判断が上手い」という印象です。

どういうことかと言うと、足元で繋ぐ、大きく蹴り飛ばす、サイドに蹴り分ける、アンダーハンドスローを出す。
これらのボールの配給をディストリビューションと呼ぶみたいです。

アリソンはそんな1つ1つの判断が世界トップクラスだと思います。

ぶっちゃけ足元のキックだけではエデルソンの方が上手いと思います。
エデルソンの方が飛びますし。

ただ、アリソンにはロングカウンターの起点になるパスを出せます。
エデルソンもやってると思いますが、その回数は段違いじゃないかと。(データの裏付けはありません。笑)

時間があればブライトン戦、37分リヴァプールのロングカウンターのシーンを見てほしいです。

リヴァプールをマイ試合見てる方は「あぁ、これね。」程度で昨シーズンからよく見ると思います。
この判断できるのは、もちろん受け手が準備できてるってのも大事ですが、GKがちゃんと見えてるってのも大事だと思います。

もしかしたらマージーサイドダービーでアドリアンとここの差が出るかも…。

以上、アリソンってこんなとこもスーパーなんだぜ!って話でした。


今年のリヴァプールは最強!ってよそからよく言われてますが、ちゃんと毎試合見てる人は「勝ってるけどそこまで最強な印象を抱いてない。」って人がほとんどだと思います。

先日プレミアリーグパブの内藤さん(@nikutohide)さんがこんな記事を寄稿してました。

ファン・ダイクの記事ですが、最後の方のオフサイドの数について書かれてます。

 しかも今季のリバプールは最終ラインを昨季より高く設定している。その結果、昨シーズンのオフサイドの数は38試合で127回、1試合平均3.3回に対してして今シーズンは既に51回のオフサイドを記録。1試合平均で見ると4.3回に上がっている。

開幕から何となくディフェンスライン高いなぁと思ってたんですが、ちゃんとデータとして出てるんですね。

ディフェンスラインが高い

ディフェンスラインから前線までの
距離感がコンパクト

中盤のスペースが狭い

この一連のつながりが今シーズン、リヴァプールが得点でのダイナミックさが足りない!と言われる一因かと思います。

じゃあなんでわざわざそんなリスクあげるの?という疑問に対して、僕個人では①SBの好調②怪我や疲労蓄積の防止と推測します。

まず①SBの好調
昨シーズンからSBとしては驚愕のスタッツを残し続けてる両SB
その両SBを低い位置に置いとくのもったいなくない?ってことです。

なるべく高い位置で両SBがクロスを上げたい!

なら、スタートの位置(ディフェンスライン)を
高めに設定すればいいんじゃない??

両SBの裏のケアはCB&ファビーニョ任せたぞ!

こういう流れが起きてるんじゃないかなーって思ってます。
裏のケアはたまにIHもやったりしてます。
ぶっちゃけちょっとリスク高めの発想ですよね。

②怪我と疲労蓄積の防止

これは簡単です。
昨シーズン、CL優勝という輝かしいタイトルを手にいれたリヴァプール。
そのおかげでCWCなどによる地獄の連戦が決まっていました。

昨シーズンも省エネ思考(自陣に引いたチーム対策も)による、押し込むサッカーをしてたリヴァプール。

今シーズンでは逆にそれが裏目に出て、中途半端なプレーで相手に保持される時間が増えてます。
ディフェンスラインを高く設定し、ポゼッションすることはリスクも伴います。
それでも無理に前線に繋ごうとするためボールを失い、相手にカウンターをされるシーンが増えてます。

実際に保持率のデータを見ても表れていて、昨シーズンでは下位チーム相手だと毎試合70%越えだったのが、今シーズンでは50%~65%となってます。

ポゼッションすることが全てではないのですが、ちょっと中途半端な状態になってる気がします。


総評

まぁリーグなんで勝てば何でもいいんですよね。

でもこのサッカーをファビーニョ抜きでやれるのか、ってのが復帰までの課題になると思います。
守備も攻撃もだいぶファビーニョ頼りだったので。

狭いスペースだとケイタとかシャキリが活きそうなんですけどね。
起用しない理由は色々ありそう。


試合結果

リヴァプール 2-1 ブライトン

【得点者】
リヴァプール: 18' 24' ファン・ダイク
ブライトン:79' ルイス・ダンク

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