PL 第19節 レスター×リヴァプール マッチレポート
12/26 29:00 キックオフ @キングパワー・スタジアム
久々のマッチレポートです。
さてさて、先日のCWCで世界チャンピオンとなったリヴァプール。イングランドに戻っての初戦は2位のレスターとなかなかの鬼畜日程です。
対するレスターもリーグ戦はシティ→リヴァプールなんでこれはこれで鬼畜ですよね。
てかサッカーで"世界王者"ってあんましっくりこないです。
やっぱりCWCはいらな(ry
今回の記事から▲Jun Kanomata(@jun_kanomata)さん作のTACTIKALista使ってみます。
スタメン
ホームのレスターは基本布陣の1-4-1-4-1
前節スタメンのペレスに代わり、プラートが入ってます
アウェーのリヴァプールは怪我人続出中。
先日、ロブレンとチェンバレンが負傷し、とてもカツカツな状態。
ベンチメンバー見ればどれだけかがわかる気がする。
ただ、生命線のフロントスリー、両SB、ファン・ダイクが無事なのは救いか。
あとCWC準決勝で負傷したワイナルドゥムの怪我が軽くて助かった。
戦評
レスターはビルドアップ時には図のような1-2-4-2-2のような形をとった。この形は4-3-3のままプレッシングをかけるリヴァプールにとってやりづらい形であり、そこから前進しようという狙いが見られた。
いつもは両WGが内側にプレッシングをし、フィルミーノがCB-アンカー間をケア、IHがインターセプトを狙うという形。しかしこの試合のレスターは、2CHでフィルミーノが守備の基準点を持てないようにし、さらにリヴァプールのアンカー周りが空くような形をとった。
これに対し、リヴァプールは15分頃から次のような対策をとる。
左WGのマネが内側のケアをし、左にボールが流れたときのケアはワイナルドゥムに任せるうぃ。こうすることによってフィルミーノは右CHをケアすればいいというようなわかりやすい形になった。
いつもは内側で取る!今日は外に逃がしてインテンシティ勝負!という形だ。
リヴァプールに対策されたことによってレスターはさらに手を加えてくるか?と思ったが、そういうわけでもなく。レスターは終始チャンスを作れずに、リヴァプールペースの展開となった。
リヴァプールの両SBはこの日も絶好調。君たちこの前までカタール行ってたんだよね?
特にTAAのパフォーマンスがケタ違いでした。
レスターの非保持時はホームなのにデフェンスラインを低めに設定し、跳ね返す策をとってきた。これに関しては理由が全くわからない。笑
4-5-1のブロックを敷くのだが、ラインが低いために全体的に重心は後ろ。つまり、リヴァプールの翼である両SBが好き放題やれる環境になってました。
レスターは後ろに重たいため、必殺ヴァーディもサポートが足りずに不発。
ちょっとヴァーディ孤立気味でしたね。
前半にセットプレーの流れから先制すると、後半にもPKを獲得しこれを沈めた。
セットプレーでの2点となったが、ここまでチャンスを作り続けたからこそのセットプレー。
3点目のゴールなんかは、結局はTAAのクロスがスーパーなのだが、その前のシーンから見直すとレスターが後手後手になっているのがわかると思います。ワイナルドゥム→マネ→フィルミーノ→ミルナー→TAA→フィルミーノで崩したこの形。ワイナルドゥムのパスの後は全部レスターの4-5ブロックのライン間で行われており、結局誰がチェック行くの?状態のまま失点。
4点目は疑似カウンターのような形から右サイドをスプリントで駆け上がってきたTAAが逆サイドに流し込み。78分の得点でした。君たちこの前までカタール行ってたんだよね?(2回目)
雑感
この前レスターの試合見たのはヴィラ戦だったと思うので、その試合をもとに感想を。
レスターはおそらくリヴァプールの主戦場である、トランジションゲームになるのを恐れてのこのゲームプランの選択だったと思われる。ただ、ホーム、首位を狙うには勝たなければいけない、リヴァプールはCWC帰りである。など様々な要素を考えれば、オープンな展開に持っていってもよかったのかなという印象でした。
前半戦のアンフィールドで戦った時の方が怖かった。
総評
リヴァプールはCWC帰りの初戦がレスターという最悪のタイミングだったが、結果としてはこれ以上ないほどの最高な試合運びができた。
1試合少ない状態で2位との勝ち点差が13と大きな大きなアドバンテージを得ることができた。
TAAの1ゴール2アシストという素晴らしいスタッツも去ることながら、フィルミーノの調子が上がりつつあるのが大きな収穫。
あとゴメスも調子上げてきてる。(CBの怪我だけは絶対にしないでね。)
次はシティを撃破した難敵ウルブス。ロボがトラオレにバックチャージかけられるのだけは勘弁。
試合結果
レスター 0-4 リヴァプール
【得点者】
リヴァプール:31' 74' フィルミーノ 71'(PK) ミルナー 78' アレキサンダー・アーノルド
主審: マイケル・オリバー
蛇足
アリソンのところまでボールが来なくて、評価点が低いのはシンプルにかわいそう笑
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