いっちょfediverse生を振り返ってみるか

どうも、yuinoidです。
その場のノリでMisskey Alt Advent Calendar 2023の二日目に登録したはいいものの、なにを書くか全く考えずにダラダラと過ごしていたら今現在12月1日の11時です。

Misskey Alt Advent Calendar 2023は「misskeyに関することなら何でも大丈夫」だそうなので、私のfediverseの思い出などを振り返ってみようかなと思います。というわけで、よろしくおねがいします。

マストドンとの出会い

正直に言って、なにがきっかけでマストドンを知ったのかは思い出せないのですが、ともかく、ツイッターを見てマストドンという新しいSNSを知ったのを覚えています。

2017年の4月10日にASCII.jpで遠藤諭によってマストドンが紹介され、ここから日本語圏でマストドンブームが起こりました。
4月11日にnullkalによってmastodon.nil.nuが開設され、日本人の手によるサーバーということもあって日本人のマストドンビギナーの受け皿になりました。そのため、新規アカウントが増加してサーバー負荷が大きくなり、翌12日にmstdn.jpへと移転します。

私が初めて登録したサーバーはmstdn.blueで、2017年04月12日の夕方でした。つまり、マストドンブームの発端となる記事の2日後にマストドンを初めたということになります。

なぜmstdn.jpでなくmstdn.blueなのかというと、mstdn.jpはサーバー負荷の影響でサーバーが不安定になっており、「日本サーバー」の代表であるmstdn.jpのかわりとして目に入ったmstdn.blueへ登録したということです。

今、マストドンのサーバーは「サーバー」と呼ばれていますが、当時は「インスタンス」という名称でした。私が初めて登録したマストドンのインスタンスはmstdn.blueですが、正直mstdn.blueの記憶はほとんどありません。

mstdn.blueに登録してすぐ、日本人の手にはよらないものの当時最大規模のマストドンインスタンスであったmastodon.cloudにアカウントを作ったからです。

我が心の故郷、mastodon.cloud①

mastodon.cloudはフランス人が開設した、当時最大規模のマストドンインスタンスです。mstdn.jpに日本人ユーザーが殺到したことでサーバーが不安定になり、アカウントの新規作成が難しくなったところ、マストドンをはじめようとした人々の受け皿としてユーザーが流れ込んだインスタンスのうちの一つがmastodon.cloudでした。

mastodon.cloudの当時の雰囲気は、一言で言えば「祭り状態」でしょう。これはmastodon.cloudのみならず、mstdn.jpを含めたマストドン全体的がそうだったとも言えます。

マストドンブームを突き動かした理由の一つに、「反ツイッター感情」がありました。マストドンがそもそもツイッターなどの中央集権的なSNSに対抗したものでもあるのですが、そういった高尚な理由とは別に、「ツイッター的な文化やあり様」そのものへの忌避感がありました。

ツイッター的な文化やあり様とは、つまり、左右(保守、リベラル)の対立を背景にした、非生産的で対立そのものが自己目的化した政治的ネットバトルや、推敲に推敲を重ねてがんばって完成度を高めたであろうつまらないツイートの数々、企業アカウントの目も向けられない馴れ合い等々の、つまらない人々のつまらない「ツイッター」ノリ全般のことです。

上記のツイッターへの悪口は多少穿った見方であるかもしれません。しかし、「反ツイッター(文化)」の雰囲気が当時のマストドンに漂っていたことは確かでしょう。mastdon.cloudにもそんな雰囲気が漂っていました。

私はmstdn.jpが安定した段階でmstdn.jpにもアカウントを作成し、pawoo.netが開設すればpawoo.netにもアカウントを開設しました。これは自慢ですが、pawooには登録者数3桁の段階でアカウントを作成しています。

アカウントを複数のインスタンスに作成しましたが、しかし、mastodon.cloudをメインにfediverse生をはじめることになります。

我が心の故郷、mastodon.cloud②

mastodon.cloudに居付いた理由を言葉にすることは難しく、自分でもよく分かっていないところがあります。タイミングが違えばmastodon.cloudでなくmstdn.jpやpawoo、frends.nicoに居付いた可能性もあると思います。
でも、mastodon.cloudにはmastodon.cloudの個性があり、それを魅力と思って居付いた部分が少なからずありました。

ここで、「クラウド女学院」というミームについて少し説明しましょう。「クラウド女学院」はmastodon.cloud上のコミュニティで生まれたミームで、自分たち自身をフランスの「クラウド女学院」に通う女子中学生や女子高生に見立てるというものです。言わずもがな、「クラウド女学院」の「クラウド」はmastodon.cloudの”cloud”です。

なぜ女学院なのか。それは2つの理由からなります。

mastodon.cloudはフランス人によって開設されたマストドンインスタンスであり、マストドンブーム(4月10日)以前から開設されていました。当初は日本人以外のユーザーも数多くおり、ローカルタイムラインには日本語ではなく、特に英語、またフランス語、スペイン語などの投稿が流れていたといわれています。

マストドンブーム以降、日本人ユーザーが増え、LTLが日本語の投稿で埋め尽くされたことにたいして非日本語話者から苦情があったところ、日本人ユーザーが「我々はフランスのjcjkである」と返答した、という出来事がありました。この出来事で、日本人ユーザーがフランスの女子中学生や女子高生であるという設定が生まれることになりました。

そして、mstdn.jpとツイッターへの対抗意識から「女学院」が出てくることになります。

反ツイッター感情がマストドン全体にあったことは説明しました。マストドンブームを経て、インスタンスの間に少しずつ コミュニティがうまれ、インスタンスの「色」が出はじめた頃、その差異を自覚的に「ネタ」化するノリとして、対立構造をわざと露骨に表面化させるような、選民意識を表現したトゥートが流行りました。我々はツイッターのようなつまらないSNSから脱出し、かつフランスのインスタンスに登録したエリートであり、ツイッターやmstdn.jpの奴らとは違うというわけです。こうした選民意識を比喩的に表現するものとして、mastodon.cloudを女学生が通う名門の「女学院」とみなすネタが生まれたのでした。

ツイッターとmstdn.jpへの2重の選民意識は、「クラウド女学院」という生を受け、独特のカウンターカルチャーを生み出すことになります。インスタンスのナショナリティをネットミームを通して表現するノリは「クラウド女学院」というフォーマットの中で加速していきました。選民意識は当初その場のノリでネタでもあったものの、独自のネットミームを作り上げていく原動力になり、そして、独自のネットミームを作り上げていくなかで、ネタの分かる者同士のコミュニティ意識、結束意識が芽生えていくきっかけになったのです。

私がmastodon.cloudに居付いた理由を強いて挙げるとすれば、「クラウド女学院」というネットミームが作り上げられていくところをちょうど目の当たりにし、それに少しながら参加したということでしょう。

我が心の故郷、mastodon.cloud③

内輪ネタは他者を寄り付かせない障害物と結束を高める紐帯という2つの機能を持っているため、内輪ネタをネタ的、自覚的、主体的に作り上げていった「クラウド女学院」は傍から見ると寒いツイッターノリそのもののようにも見えます。

内側にいた自分にとって、「クラウド女学院」の魅力は、フランス革命を参照したラジカルな身振り、選民意識によるエッジの効いたサブカル談義、ネタを主体的に加速させていくような自覚的ネットカルチャー感でした。

ここまでmastodon.cloudについて語ってきましたが、fediverse生の振り返りへ戻りたいと思います。

mastodon.cloudはLTLを中心にコミュニケーションがとられており、クラウド女学院生は皆HTLを構築せずにマストドンを行っていました。私はというと「分散SNS」そのものにある程度興味があり、mstdn.jpやfrends.nicoなどの他インスタンスをちょくちょく見ていたこともあって、mastodon.cloudでHTLを構築し、クラウド女学院へは公開投稿で、HTLへは収蔵投稿でコミュニケーションを取るようになっていきました。

今、私は自前のmisskeyサーバーを立てて、そこをメインに使っていますが、mastodon.cloudで知り合った人たちの一部とは今でもFF関係にあります。彼らは私にとって「戦友」や「同胞」と呼んで違和感がない存在です。

misskeyとの出会い、そして使いはじめるまで

mastodon.cloudに軸足を起きつつ、mstdn.jpの露悪的な雰囲気が気に入ってmstdn.jpでもコミュニケーションを取りはじめたのが、2017年の夏頃からでした。mastodon.cloudのサーバーの調子が悪くなっていったことも理由の一つにあげられると思います。

私には荒らし気質があり、mstdn.jpにいた荒らしアカウントや露悪的アカウントの振る舞いが嫌いではなかったので、一緒にmstdn.jpを荒らしたりしていました。
2018年から2019年にかけての記憶は曖昧ですが、その期間中は、マストドンサーバーを荒らしたり、discordサーバーを荒らしたり、荒らし仲間やITジャーナリストの三上洋にAmazonのほしいものリストからカップ麺を送ってもらったりしたことが記憶に残っています。

2018年3月頃、「ポテトくん」を名乗ったアメリカの高校生が我々の内輪のdiscordサーバーに闖入して起きた一連の騒動がありました。
その後、5月頃のmstdn.jpにdiscordサーバーの招待リンクを連投していた荒らしの中学生をターゲットにして、ポテトくん騒動を起こした連中がそのサーバーを乗っ取り、荒らし中学生との異文化交流を行ったという一連の出来事がありました。
この2つの出来事は、こうして端的に書くと意味がわからないかもしれません。しかし実際のところポテトくんはオクラホマ州の男子高校生で、mstdn.jpでdiscordサーバーの招待リンクを連投して荒らしていたアカウントは中学生で、その行動はひたむきにゲームを作りたいという思いから来ていたのです。残念ながらここで面白さを表現するには難しく、これを読んでいる人たちにはその面白さは伝わらないでしょうが、少なくとも私にとってはとてもおもしろい出来事でした。

つまり、何が言いたいかというと、この期間は私にとって荒らし欲求が充足していた期間だということです。

話を戻しましょう。

misskeyは2018年の4月8日にActivityPubに対応しており、ここから分散SNSとしてのmisskeyがはじまりました。私がいつmisskeyを知ったのかは覚えていませんが、misskey.xyzにアカウントを作成したのが2018年7月のはじめ頃でした。

私は分散SNS「misskey」以前は知らないので、2018年4月8日以降に知ったことは確かです。はじめは新しくActivityPubに対応したSNSとして様子を見に行った程度で、移住しようとは思っていませんでした。

2018年から2019年にかけては、私はmstdn.jpとmastodon.cloudを軸に、新しくでてきたmisskey.xyzを見に行ったり、friends.nicoを荒らしたりしてフラフラと様々なインスタンスの様子を見ていました。
friends.nicoに関連して、ある思い出があります。

2019年3月28日にfriends.nicoがサービス終了の予告をしました。friends.nicoはニコニコ動画ユーザー向けの公式マストドンインスタンスで、2017年4月19日から続いていた大規模マストドンインスタンスでした。
friends.nicoのサービス終了予告を受けて、4月10日に有志により代替サーバーであるbest-firends.chatが開設された後、4月28日にfriends.nicoは予告通りサービスを終了しました。
friends.nicoのサービス終了以前のbest-friends.chatの雰囲気は、その後その雰囲気が壊れていったところを含めて、印象深い思い出になっています。

friends.nico終了前のbest-friends.chatは、friends.nicoに馴染めなかった異端者、もの好き、メンヘラがおり、friends.nicoのゆるいコミュニティ感とは少し違ったオルタナティブな空気感を持っていました。完全に過疎っているわけでもなく、人が多すぎるわけでもない規模感が心地よく、この空気感が消え去る瞬間を半ば期待しながら、半ばそうならないでほしいと思いながらLTLを眺めていました。
best-friends.chatはfriends.nicoの代替インスタンスとして立てられたものの、friends.nicoサービス終了まで、はぐれもののたまり場のようだったのです。

friends.nicoのサービス終了はとても朗らかに行われました。LTLには管理人や運営、コミュニティへの感謝の言葉が多く流れ、サーバーのサービス終了として美しいものであったと思います。friends.nicoのサービス終了後、best-friends.chatはその役割を果すようにfriends.nicoのユーザーを受け入れ、(私にとっての)心地よいオルタナティブな場所は失われました。

ともかく、この時期は荒らしをしていた記憶が強いです。迷惑をかけたみなさん、申し訳ございませんでした。カップ麺を送ってくださったみなさん、ありがとうございました。

misskey.io、そしてgroundpolis.app

2019年4月15日、misskey v11の導入にともなって、misskeyの旗艦サーバーがmisskey.xyzからmisskey.ioへ移行されました。私はmisskey.ioが開設されたその日のうちにアカウントを作成しています。
それまではマストドンを中心に活動していたわけですが、4月21日頃からmisskey.ioをよく使いはじめるようになっていきました。

2017年からマストドンを利用していてマストドンの中で知り合ったユーザーも少しずつ増えていたのですが、なんとなくマストドンではない分散SNSを使って彼らへ逆張りしたかったという気分があり、かといって意識的にそうしようと思ったわけでもなく、4月21日頃から、だんだんと気づいたらmisskey.ioで投稿することが多くなっていった、というのが移住の様子です。

初期のmisskey.ioでの思い出は特にありません。misskey.ioがつまらなかったというわけではなく、いい意味で事件がなかったということです。
いまから考えると不思議な気持ちになりますが、当時のmisskey.ioはそこまで人が多くなく、ゆるいコミュニティ感があったのです。

あえて言えば、初期のmisskey.ioはLTLを開放したり、閉じたりしていました。記憶が曖昧ですが、サーバーが不安定で、サービスに支障をきたすと詫び石のような形でLTLが一定期間開放されていました。
LTLの存在については分散SNSのあり方として今でも議論があるところですが、なかなかおもしろいアプローチだったとおもいます。LTLが開放されるとLTLを荒らしていたような記憶があります。

groundpolis.appにアカウントを作成したのが2020年の5月27日です。groundpolis.appは海老瀬るちかさんの開発していたmisskeyフォーク「groundpolis」の旗艦サーバーで、2020年5月4日に開設されていました。私はそれ以前からテストサーバーだったedge.groundpolis.appにアカウントを作成していて、misskeyフォークとして追加されていた独自機能と、サーバーの規模感を魅力的に思っていました。
私は5月27日にmisskey.ioからgroundpolis.appへ移住しました。

misskey.ioからgroundpolis.appへ移住した経緯についてもそこまで意識的に行ったわけではありませんが、misskey.ioへの移住者増加がその理由でした。

当時mstdn.jpを運営していた分散型ソーシャルネットワーク機構は2020年5月25日に、mstdn.jpを6月30日にサービス終了すると発表します。結果としてsujitechの手により存続することが決まるわけですが、サービス終了の発表はインパクトが大きく、巨大インスタンスであったmstdn.jpから他のインスタンスへの移住者が増加することになりました。misskey.ioも例外ではなく、mstdn.jpからの移住者が増加しました。そして、それに伴ってマストドンユーザーの間でmisskeyが話題になりました。

misskeyをはじめた理由がマストドンへ逆張りしたかったからという理由も(そこまで明確ではなかったけれど)あったため、misskey.ioへのユーザーが増加したタイミングでmisskey.ioから別の場所へ移動したというわけです。

ペイント機能、それは、愛

groundpolisにはペイント機能という独自機能が追加されていました。らくがき機能です。
私はイラストを描くことが趣味だったので、groundpolisのペイント機能は魅力的でした。

ペイント機能そのものの話をするときりがなくなってしまうのですが、私のfediverse生にとって、ペイント機能はとても重要な意味があります。

mastodonのフォークのうちの一つに、Mastodon Glitch Edition (glitch-soc)というものがあります。2018年06月にmastodon.cloudの管理者が当初のValentin_NCからknzk.me運営チームへ移行するという出来事がありました。knzk.meは当時glitch-socを導入しており、mastodon.cloudの運営が移行するのに伴って、実験的にmastodon.cloudにもglitch-socが導入されたのです。

glitch-socにはペイント機能がついており、当時mastodon.cloudをメインに使っていた私はそのペイント機能を気に入ってイラストをいくつも描きました。結局、mastodon.cloudはglitch-socからすぐにバニラのマストドンへ戻され、ペイント機能もなくなってしまうのですが、glitch-socでの経験によって、分散SNSにペイント機能がついていると楽しい!という気持ちが魂に刻まれてしまったのです。

groundpolis.appのペイント機能はgroundpolis paintと呼ばれていました。groundpolis paintで一番絵を描いたのは自分だという自信があるほどに、groundpolis paintを使って絵を描いていました。
ペイントソフトを起動して、絵を描いて、保存して、SNSに貼り付けて、投稿する、という手順はめんどくさいです。絵を描くのが好きなみなさんはもしかしたらこういった工程もめんどくさくないのかもしれませんが、私にとっては非常にめんどくさく、だるい作業でした。
ペイント機能は自堕落な自分にとって絵を描き、投稿するまでの工程を短縮してくれるという点でとても魅力的でした。気軽に絵を描いて投稿できるペイント機能はとてもありがたかった。
groundpolis paintはmisskeyの仕様上、描いた絵に名前をつけてドライブに保存して投稿しなければなりませんでしたが、それでも分散SNSに直接ペイント機能が載っているという点で楽でした。

結局のところ、groundpolisは2022年の9月12日に開発とサポート終了が発表され、2023年の1月1日に正式にサポートが終了しました。groundpolis.appも閉鎖されてしまいました。

groundpolis paintで描いた絵は私の個人サイトでみることができます。

絵を描いた

2020年7月23日、あるコンピレーションアルバムがbandcamp上でリリースされました。名前は「no federation」。
その名前のとおり、fediverse上で知り合った人々が作ったコンピレーションアルバムです。
企画は蝉暮せせせさんが行い、マスタリングをCookieRamenさんが担当しています。私はジャケットを描きました。

分散SNS上で生まれた音楽企画は当時からこれ以外にも複数ありましたが、私にとって「no federation」は思い出深いものです。自分は参加者のうちの一人でもあるためこれ以上書きませんが、参加者のみなさんにはこの場を借りて感謝の気持ちを伝えたいと思います。ありがとうございました。

...…ちなみに、公開していいのかわからないので詳細は書きませんが、misskey.ioの運営に関わるある人物が変名で参加しています。misskey.ioが好きな人はこのコンピレーションを聴いてください。

msk.ilnk.infoと、pon.icu

groundpolisのサポート終了が2022年9月12日に発表されたことで、groundpolis.appからmsk.ilnk.info(えとねるん)へ2022年の10月7日頃に移住しました。msk.ilnk.infoへは8月13日にアカウントを作成していて、それもあって移住先に選びました。

msk.ilnk.infoは管理者の方針でモデレーター権限を付与するハードルが低く、モデレーターが大量にいる一方で荒らされることがほとんどないという奇跡のようなサーバーです。Misskey Alt Advent Calendar 2023の主催者である西村透さんを知ったのも、msk.ilnk.infoでだったと思います。
モデレーターになるとカスタム絵文字が登録できるようになるため、カスタム絵文字を追加、編集するハードルが低いとも言えます。msk.ilnk.infoに追加されたカスタム絵文字の多様性はまさにその運営方針が表されたものと言えるでしょう。

ここまで、様々なサーバーを移住してきたことを書いてきました。fediverseをやっているとサーバーを立てたくなってくるものです。
2017年から6年分散SNSをやってきましたが、私もサーバーが立てたくなりました。
2023年の1月に一念発起し、ついにmisskeyサーバーを立てることになります。(とはいうものの、2018年頃に一度ムトーでマストドンサーバーを立てたことがありました。無料でマストドンサーバーをホスティングしてくれるサービスでしたが、手軽すぎてサーバーを立てたという実感がわかず、連合しないまま文字通りお一人様用としてメモ書き用途でしか使っていませんでした)

2023年の1月24日にサーバーを立てようと思い、試行錯誤の結果1月27日にraspberry piを使ってmisskeyサーバー「pon.icu」を立てることができました。
pon.icuは2月16日に深刻なダメージを受けて一度リセットし、2月25日に一からやり直しました。

最近

2022年12月に、ウエハース Advent Calendar 2022が開催されました。私は4日目の記事で分散SNSの年表をまとめたサイトを作って参加しています。
分散SNS関連年表」はもともと「分散SNS年表」として、内輪ネタを中心に自分の分散SNSをみてきたアレコレを思い返し、調べながら作りました。ここまでこの記事を読んでくださった皆さんならば、分散SNS関連年表を読めばそのことが分かると思います。
分散SNS関連年表は2023年を通して編集を続けています。内輪ネタをまとめることからはじまり、編集を続けるなかで個人的な趣味に由来する項目が増殖していったという経緯があり、結果として載っている出来事は大きく偏っています。しかし、分散SNSに関連した出来事を年表としてここまでまとめたものは他にないので、多少、公共的な意義のある年表であるという自負はあります。

2023年を通して分散SNSユーザーは大きく増えました。2022年10月にイーロンマスクがツイッターを買収してから分散SNSは再び注目され、特に2023年初めからmisskey.ioの登録ユーザー数は飛躍しています。

正直にいえば思うところがないわけではありません。misskey.ioのゆるいコミュニティ感、空気感は失われました。しかし自分のfediverse生を思い返してみれば、2017年のマストドンブームでfediverseにやってきた、お祭り好きな群衆の中の一人として、2023年の分散型SNS再注目でfediverseにやってきた人たちを笑うことはできないと思います。

まあ、misskey.ioのダサいMFM芸とかキモくてつまんないリアクションのノリとかはやめたほうがいいと思うけど。

長々と古参アピを書いてきましたがそろそろこの辺でやめとこうと思います。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。

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