損をしない車の売り方⑤～一括査定に登録する準備～
５月になりました。
ゴールデンウィークと言いますが、今年はお休み感ゼロ。
異常事態だと肌で感じます。
さて、前回は一括査定のＢａdなところをひたすら書きましたが、
一括査定は悪い側面ばかりではありません。
上手く使えば、取引相場を超えた価格で売却も可能なんです！
そのためにはどうしたらいいか、早速解説していきます！
一括査定サイトに登録する前に～準備編～
一括査定サイトに登録して買取店を呼ぶ前に、準備が必要です。
準備って、沢山電話がかかってくるから、心の準備？
それもありますが、それよりももっと大事になる準備とは、「クルマを直ぐに持っていかれてもいい状況を作ること」です。
またもこの図が出てきました。車の流れ図です。
何度も書いてきたように、どこの買取店もオークション相場を元に買取金額を決めます。
ですが査定をしたその時に一番参考にするのは、１週間、２週間といった最近の落札価格になります。
そしてオークションは毎日、日本全国どこかで行われていて、取引相場は日々落ち続けます。
同じ車種、同じ年式、同じくらいの走行距離で同じ色、装備、グレードの車で、一昨日東京の会場で１００万円で落札されたとして、昨日大阪の会場で９０万円までしか値が付かなかったら、今日の愛知の会場で１００万円の値がつくかと言うと、付かない可能性の方が高いのです。
そのような不安と隣り合わせになりながら、買取店はオークション相場を読み取り、値付けをします。
ですので車の売却が１か月後、などとなれば、思い切った金額は付けられません。
逆に、今この瞬間に車を持って行ってもいい、という状況であれば、その不安がありませんので、思い切った値段を出しちゃおうかな、となる訳です。
そのための準備が、
１、名義変更に必要な書類を準備
２、車から荷物を降ろす。できれば車内、車外をきれいにしておく
この２点です。
名義変更に必要な書類は、印鑑証明と車検証と印鑑証明の住所が違っていれば（引っ越しをしていれば）住民票もしくは戸籍の付表が必要になります。洗車は、買取会社が手間を省いてオークションに出品できることと、あなたの車への愛着度の目安にもなりますので、できるだけしておくことをオススメします。
一括査定に登録する前に～業者選び～
一括査定サイトに登録する前にもう一つ重要なこと、
それが「どの会社を呼ぶか」です。
どの会社も、参考にする相場は同じ、とさんざん買いてきたのに
「どの会社を呼ぶか」とはどういうことでしょうか。
実は買取店によって、得意とする車種があり、得意な車種だと高く買い取れる傾向にあるのです。
Ａ社は高年式の国産車
Ｂ社は輸入車、特にドイツ系
Ｃ社はマニュアル車やスポーツカー
といった具合です。
なぜそんなことが起きるのか？
それは自分たちで販売できるかどうかで変わってくるからです。
自分たちで販売できる、つまり販売店を持っているかどうかですが、
図にするとこんな感じです。
査定した車が自分たちの販売店で売れると判断したとしたら、上の赤い矢印ルートを通ります。オークションには出品しません。
ですがオークションでの金額は参考にします。参考にするのですが、この時に参考にするのは、「オークションから仕入れて来たと想定した場合の車両原価」です。
オークション相場が100万円位の車を仕入れたら、経費も乗って105万円くらいの原価になります。
ですので、「どうせオークションで買っても105万円くらいになるんだから、お客様から105万円で買っちゃおう」となるのです。
なので一括査定で呼ぶ会社は、あなたの車を販売できそうな会社を３～４社ほど呼びましょう。
会社の得意な車はどうやって調べるの？
とは言っても、その会社がどんな車を得意としているかなんて、どうやって調べればいいのでしょうか。
それは私に聞いてもらえれば分かるのですが。。
もしくは業界の人間ならある程度分かるのですが。。
みなさんでもおおよその検討を付ける方法があります。
まず一つ目のポイントは「専門店」と謳っているかどうか
「スポーツカー専門店」とか「輸入車専門店」と謳っていれば、その車種には強く、お客様を抱えていることも多くあります。
専門店、と誘い文句のように感じるかもしれませんが、販売店のホームページや看板に記載があれば、信用しても大丈夫です。
ですが、バナーや検索で出てくる文面はSEO対策ですので信用しないでください。
得意な車種を調べるもう一つの方法は、販売店の在庫車、展示車を見てみることです。販売店のサイトで在庫検索をしてみれば、国産車ばかり、とかBMWが多いな、と傾向が出てきます。
それがその会社の得意車種、ストライクゾーンです。
これだけで、みなさんもどの会社を呼べばいいか、おおよその目安は付けられると思います。
ではいよいよ、一括査定に登録してみましょう！
・・・・・と言うところで、続きはまた今度 m(__)m
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