見出し画像

損をしない車の売り方⑧~ここまできたら任せよう~

車売買エージェントの長山です。
緊急事態宣言も解除されます。車の販売台数は、今年初めから厳しい販売台数が続いているようです。
コロナ禍のような状況では、200万円、300万円する車を買おうとは思いませんよね。
私も商売あがったりですので、一日でも早く「金使っちゃおうぜ!」って気分の世の中になっていただけることを願っております。

さて、車の売り方を解説しておりますが、今回は「会社が集まったらどうする」です。もうここまで整えれば、やることはほぼありませんが、契約までどうしたらいいかを書いていきたいと思います。

査定をしてもらうと

厳選した会社を同時刻に集めたら、査定員は車の査定に入ります。
査定は車の状態や装備の確認をしていきますが、一番注意して確認するのはは「事故修復をしていないかどうか」です。

この「事故車」という表現が、ややこしいことに事故歴を指してる訳ではないのですが、査定のことを詳しく書くと終わらないので、それは別の機会にします。
分かりやすいサイトがありましたので、どうぞこちらを
事故車の見分け方とは?初心者もできる販売店への確認方法

新車で買われてて、ぶつけたり、外装を修理した記憶が無ければ、査定の評価を気にすることはありません。

査定は集まった会社にもよりますが、結構和気あいあいと進みます。その様子を見て「談合」の心配をされる方もいらっしゃいますが、査定=車を評価することです。2,3人で車を確認しながら、修復はないことと、プラスにできるポイントとをそれぞれの会社に報告できるよう、すり合わせていっているのです。

たまに、事故車かもって不安を煽る査定員もいますが、3社も集まればおおかたそれは無視されるので大丈夫です。集まったメンツを見て、どの会社も安く買うことは、ほぼ諦めています。

査定が終わると、各社から売却時期等の聞き取りをされますので、もう車は持って行っていいことと、書類もそろっていると、見せてあげましょう。
間違いなく担当者は、テンションMAXで決裁者と話をしだします。

画像1

金額提示の方法で揉めることがある

査定が終わればいよいよ、買取金額を提示してもらい、どの会社に売るか決めていくことになります。

が、この金額提示の際に、会社間で揉めることがあります。

金額提示方法は、基本二パターンあります。

一つは各社名刺等に買取金額を書き込み、一斉に提示する「入札」パターンです。
一発勝負ですので、思い切った金額を付けてきて、会社間で金額の差が開くことも有ります。

二つ目は、金額を釣り上げていく「競り」方式です。
それぞれの会社が順番に金額を言い合って、最後まで残った会社が買い取ります。
査定担当と会社の決裁者が電話を繋いで行いますので、決裁者同士がムキになれば、金額が上がっていくことも有ります。

ここで揉めるのは、その会社で考え方が違うからです。
入札の方が、本当に欲しい会社は出し惜しみをしないから、より高い金額になる。
と考えている会社もあれば、競りのように意地の張り合いになった方が金額が吊り上がる、と考えている会社もいます。

これに関しては、会社の考え方なので、どちらでも構いません。どちらに転んでも、十分高い金額になります。
会社さん同士の話し合いでも、ジャンケンでもさせて、任せてしまって大丈夫です。

入札や競り前に確認しておくこと

入札、競りの前に、確認しておいた方が良いことがあります。

それは、「提示金額はリサイクル券、支払い済み自動車税、何かの手数料など、全てコミコミであること」です。

それを入札、競りをする全社で共有しておかないと、話がまとまった後に金額が、若干変わってしまうことがあります。
提示金額から一円も、上がったり下がったりしないと、言質を取っておいた方が確実です。

次に、入札や競り前には、ボーダーライン(最低落札金額)を決めて始めることがあります。

たまにこのボーダーラインを高めに設定される方がいらっしゃいますが、ボーダラインが高すぎると、全社が競り、入札に参加できなくなることがあります。

競う相手が少なくなれば、金額が上がる期待も低くなりますので、結果的に損をします。ですので、ボーダーラインは、前回の記事で調べたおおよそのオークション相場くらいの金額、もしくは「一番高い所に売る」とハッキリ宣言してもらえれば大丈夫です。

最後のポイント

もうここまできたら大丈夫。あなたはきっと、車を高く売ることが出来ます。

車を高く売るポイントをサラッとまとめると、
・自分の車のことを知り、
・高く買ってくれるお店を見つけ
・準備を整え、即決して売ること

そして付け加えると、「欲張りすぎないこと」です。
欲張ってたくさんの会社を呼んだり(なんとなく流れで呼ぶことも有るでしょうが)ボーダーラインを高く設定したりされると、査定員はあまりいい気がしません。

査定員に「なんかあんまり金額出したくないな」と思われてしまうと、車を高く評価して決裁者に話してもらえなくなります。

逆に素晴らしく気を使っていただけた方だと、車体の小傷などを査定で気づいても、会社に報告しないときがあります。
車を持ち帰って、店で怒られることも有るのですが、それで済むならいいか。と思えるのです。

査定員が会社を説得しやすい状況を作るのが、一番の鉄則なのです。

クルマの売り買いは「車売買エージェント」に任せよう!
車ウリ買い.com

https://sales-agent-service.com/uri-kai

売り手の経験や裏話を、みなさんがモノを買う時の役に立つ知識として発信していきます。記事継続のためのサポートいただければ幸いです。