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【82日目】BardがGoogleのアプリやサービスとの連携可能に

みなさんこんにちは!ディレクターのながいっつです。

2023年12月18日に、GoogleのAIチャットボット「Bard」のアップデートが実施されました。

このアップデートにより、英語版に実装されていた「Googleのアプリやサービスとの連携が可能な拡張機能」が日本語版でも使えるようになりました。

YouTubeやGmail、Googleドキュメントなどサービスと連携できるのは、ほかのAIにはないGoogle独自の強みですね。

今回、アップデートで実装された拡張機能でどのようなことができるのかを紹介しています。

ちなみに、Bardの英語版に実装された「Gemini Pro」の日本語版への実装はまだ先になるようです。

拡張機能を使うための初期設定

日本語版に実装された拡張機能を使うための初期設定方法を解説していきます。

まずはBardにアクセスします。

右上の「拡張機能」のアイコンをクリックします。

デフォルトだと「Google Workspace」との連携がオフになっているので、オンに切り替えます。

「Google Workspaceを接続しますか?」と表示されるので、右下の「接続」を選択します。

これで設定は完了です。

拡張機能を使ってできること

最後に「Bardの拡張機能を使ってできること」を紹介しています。

Gmailの内容を確認してくれる

Google Workspaceと連携することで、Bard上でGmailの情報を取得することが可能です。

たとえば、昨日届いたメールで未読のものをピックアップすることができます。

ただし、正確度はそこまで高くない印象です(普通に抜けていることがありました)。

さらにメールの内容を表示させることも可能です。今はBard上で返信はできませんが、返信できるようになるとかなり便利ですね。

Googleドキュメントを検索してくれる

Bardの画面上でGoogleドキュメントの検索ができます。たとえば、「AI関連のドキュメントを表示して」と言えば、AIに関連するタイトルがついたドキュメントを表示してくれます。

YouTube動画をピックアップしてくれる

Bardに観たい動画の情報を伝えるだけで、条件に該当するものをピックアップしてくれます。

リンクやサムネイルも表示しれくれるので、個人的にはけっこう活用しそうな気がしています!

ただし、間違った回答を出したり、リンクが間違っていたりすることがあるので、精度はまだまだ不安定かなという印象です。

目的地までのルートを表示してくれる

Googleマップと連携して、目的地までのルートや所要時間を表示してくれます。

旅行プランを計画してくれる

GoogleフライトとGoogleホテルを使って、旅行プランを考えてもらいます。

フライトに関する情報を具体的に提示してくれました。このまま宿泊先も調べてもらいます。

条件に合いそうなホテルをピックアップしてくれました。料金に関しては、上限~下限の幅はあるものの、だいたいの金額は合っていました!

これからのBardの進化が楽しみ

今回のアップデートは、『Googleのアプリやサービスと連携』という、ほかの生成AIにはない魅力的なものでした。

ただし、まだ回答の精度が低いという印象も受けました(GPT-4と比較すると)。

2024の前半にGeminiのリリースが予定されているので、Gemini Ultraが使用できるようになったら、Bardの利用率が格段に上がる可能性はあると思います。


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