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形だけの交渉タイム(2022年3月12日の日記)

今日も弟が昼ごはんを作ってくれた。2日連続で料理して慣れてきたのか、見ていて手際もだいぶ良くなってきたような気がする。なんでも、明日は焼きそばを作るらしい。楽しみだ。

そんな弟と、今日は少し茶番じみた駆け引きを行った。何かというと、僕が加入しているディズニープラスの利用権に関する問題だ。

僕は自分で稼いだ金で月額990円のディズニープラスに加入して主にiPadでそのコンテンツを楽しんでいる。そして、たまに使う目的でリビングのスマートテレビでもログインして見れるようにしている。そのテレビのディズニープラスを弟が利用し、僕はそれを黙認するという状態がここ2〜3週間ほど続いていた。

さて、その2〜3週間で我が弟は完全にディズニープラスの虜となってしまった。そうなると、引っ越し先でも利用したいというのが当然の感情だろう。しかし、そうなると必然的に弟が自分で加入するか、僕が弟の端末にアクセスして使わせてあげるかの2択になる。

最も面倒がないのは前者だが、明らかにファミリーで利用することを想定したサービスにそれぞれ別々で加入するのは少々非効率的だし、まだバイト収入がどうなるかわからない弟に払わせるのも酷だ。

しかし、ただ無条件で僕が料金を払っているサービスを使わせてあげるのもお人好しが過ぎるので、形だけの交渉タイムを設けることにした。

さあ、彼はどう出てくるかと出方を見てくると、まずは「990円中220円の支払いでどうか」と申し出てきた。なるほど、たしかに「タダではやらん」と言われたら金銭で解決しようとしてくるのは自然な流れだが、そんな端金を毎月毎月遠方から調達するのも面倒だし、第一、家族間で金銭のやり取りをするのは好きじゃない。万が一それでトラブルが起きたらどうするんだ。

というわけで、「金銭以外で」と条件を付け足したら苦し紛れの条件を幾つか繰り出し、程なくしてネタ切れになったのか同じことを繰り返し言うばかりとなってしまった。

これはもう限界だろうと判断して、この交渉が形だけであることを種明かしし、弟のPlay StationとiPhoneにアプリを落としてログインをしてあげた。結局最終的に無条件で月額990円を奢ってやる形となったが、ちょうどいい貸しになるだろう。何かの用で近くに行った時に泊まらせてもらうとか、そういう形で返してもらうとしよう。

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