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今一番大事なことを(2022年1月30日の日記)

YN-9813

『トロピカル〜ジュ！プリキュア』が終わっちゃったよ〜〜。

ずっとニチアサの特撮をリアルタイムで見ていたから、その直前にやっているプリキュアも断片的に目に入っていてずっと気になってはいた。それでも何となくタイミングが掴めなくてずっと手を出さずにいたのを、思い切って見てみようと思ったのがもう1年も前になるのか。

初めてのプリキュアを1年追いかけてみて、明確に自分の中に新しい引き出しが形成されたのが感じられる。今まで何となく、こういう女の子がいっぱい出てくるアニメを見ることに対する気恥ずかしさみたいなものがあったのだけど、この1年でそんなものは吹き飛んでしまった。YouTubeで短期集中で配信していた『ハートキャッチプリキュア！』も一気に見たし、その勢いでプリキュアの映画を観に映画館にも行った。予定が空いていたのが土曜の昼間しかなかったので親子連れがいっぱいいる中での観賞になってしまうことへの躊躇もかなりあったけど、それでもプリキュアたちの戦いを劇場で見届けたいという気持ちが抑えられなくて男1人で観に行ってしまった。それくらいプリキュアにどハマりしてしまった。

何がこんなに自分の心に響いたのだろうか。やはり、『トロピカル〜ジュ！プリキュア』という番組が徹頭徹尾貫いたその前向きさと真っ直ぐさだろうか。

そもそもなんで自分が今まで特撮ヒーロー番組を見ていたかといえば、それが子供たちに見られる前提で作られ、「強さ」とは、「優しさ」とは何かという真っ直ぐなメッセージが込められているような気がするからだ。そしてそれはプリキュアも同様だった。いや、それ以上だった。

『トロピカル〜ジュ！プリキュア』では「どんなときも、今一番大事だと信じていることを貫こう！」という、眩しく、真っ直ぐで、前向きなメッセージが繰り返し語られていた。また『ハートキャッチプリキュア！』では、プリキュアたちは常に人々の弱り傷ついた心にそっと寄り添い続け、ついにはその手を敵幹部たちにまで差し出し始めた。

両者のアプローチはそれぞれ異なっているが、どちらも人を救い自分の心も輝かすことのできる「強くて優しい」理想のヒーローの姿を体現したものだ。このテーマの根幹は今まで親しんできた“男児向け”のヒーロー番組にも共通するものだが、大人の男が主人公だとなかなか描けない種類の強さと優しさがそこにはあった。自分にとっては非常に新鮮で、それでいて尚且つ慣れ親しんだ“ヒーロー”の姿でもある。こんな存在に出会って、ハマらないはずがない。

エンディングテーマの歌詞に「どんな出会いにも全部、ちゃんと理由があるんだ」というフレーズがあった。本当にそうだ。自分が『トロピカル〜ジュ！プリキュア』に出会ったことにもきっと何か理由があるはずだ。それを見極めるためにも、来週から始まる『デリシャスパーティ♡プリキュア』を筆頭に、これからもプリキュアを見続けていきたい。

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