ルーマニアの田舎で感じる温かさ
こないだ週末、夫の同僚ルーマニア人の実家へBBQに招待していただいた。
夫からの事前情報によると、同僚実家からBBQの場所までトラクターで行くらしい、そして、現場にはトイレがなく、森でBBQするというなんとも不安な情報だったので、行く前は少しビビっていたのである。
行ってみると、不安な事前情報から一変、素敵な歓迎を受けた。
ルーマニアの田舎で同僚家族と出会う
同僚の実家はルーマニアの田舎にあり、小さな村という感じのところであった。
同僚家族は、ルーマニア語しか話せず、アジア人も見たことがないということで、楽しみにしてくれていたらしい。
到着が少し遅かったにもかかわらず、祖父母+ご両親+兄弟+同僚夫婦と総出で歓迎していただき、ルーマニア料理でおもてなししてくれた。
私たちは、ルーマニア語があいさつ程度のレベルなので、会話には到底ついていけなかったが、それでもニコニコと、酒は飲むか?これは食べたか?と勧めてくれるのである。
そして、ルーマニアの田舎の生活も家敷地内を案内して教えてくれたりもした。
BBQも食事はもちろん、お父さんとお爺さんの趣味らしい釣りも、初心者だったがやってみたいと言ったら、いいか、こうやるんだ!と一緒に付き合ってくれ、
ふと、はだしになってみろ!気持ちいいぞ!と自分が良いと思っていることを共有してくれているようだった。
(これは気持ちよかったが虫が怖くすぐ靴を履いたが。笑)
明日朝食も食べて帰ったら?というお母さんの言葉に甘え、翌日もルーマニア料理を朝から作ってくれ、ごちそうになった。
同僚奥さんの誕生日でもあったため、ケーキもいただき、とても満喫させていただいた週末だったのだ。
感じる温かさ、ホスピタリティ
私がこの週末感じたのは、日本で私はこのおもてなしができるだろうか?ということだった。
家に人を招待することにも若干抵抗を感じるうえに(部屋片づけなきゃ!準備準備!となってしまう、、、。)、言葉の通じない相手に、ニコニコと嫌な顔一つせず、自分が良いと思うことを快く共有できるかな?と思ったのだ。
私は、感情がすぐ顔に出てしまう、という傾向がある。
そして、このような状況になった時、心のどこかで、どうしよう、、。と思ってしまうのだ。
同僚家族だって実際はそう思っていたのかもしれない。
しかし、何と言ったらいいかわからないが、ラテン系のルーマニア人の気質もあってなのかもしれないが、ルーマニアで心からの歓迎を受け、同僚家族のホスピタリティがとても嬉しかった。
笑顔がとても温かかった。
日本には、おもてなしという言葉があり、人を招待するときにはどうおもてなしするかを考えるだろう。
考えずできる方もいるかもしれないが。
私は考えなければできないタイプだが、「心から」のおもてなしができるような人間になりたいと思った週末であった。
P.S.
ホスピタリティという言葉はラテン語のhospitālis(お客様の保護)が起源らしい。
そんなところもラテン系のルーマニア人に影響があるのかもしれない。
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