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【部活動指導】「部活を辞めたい」と言ってきたらどうするか

Twitterで流れてきた記事を読んで背筋が寒くなった

反対に、「途中でやめる」ということは、次のようなことなんだよ。
誰も君に吹奏楽部に入ってくださいと頼んでいない。自分で決めて入部した。…それなのに、やめる。
 他にもその楽器をやりたい人はいる。その中から君は選ばれた。…それなのに、やめる。
 自分の入りたい部に入って、自分の選んだパートに入った。思いは叶えられた。…それなのに、やめる。
 先輩たちは、君を上手にするために自分の練習時間を削って教えてくれてきた。…それなのに、やめる。
 君がいなくなったぶん、音が足りなくなる。残された人たちが苦労させられる。…それなのに、やめる。
 君がいなくなったら、次の新入生は教えてくれる人がいない。未来まで迷惑がかかる。…それなのに、やめる。


こんなの、『指導』でも『教育』でもない。
生徒の罪悪感を人質に取ってるだけの安直な方法。

そして、この生徒が将来ブラック企業に勤めたら、恐らく上司に同じことを言われて過労死に一直線。

これが『指導』だとおもって、さも誇らしげに記事にしてる教師がいると言うことが、既にホラーだと思う。

確かに、あるパートの人が抜けるとしたら問題だ。

でも、問題を「誰かが絶える犠牲」によって補うのでは無く、「みんなでどうやったら解決出来るか、知恵を出し合う」ことが教育なんだろうと思う

部活動は「社会に出てから出会う理不尽に耐える精神力や持続力を3年間の修練によって養う場」ではなく、

「社会に出てから出会う理不尽をなくすための知恵と勇気をプロジェクトの実践を通じて養う場」であって欲しい。

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