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バッタにチョウ


段々畑からの帰り道、
急坂のわきの草むらに
バッタを見つけた。

ぴょんぴょん跳ねていたから、
バッタだと分かったものの、

最初から、そこにいたら
気づきもしなかった。

じっとしていたら、
色もそうだが、
周囲のものと見分けがつきにくい。

これを
擬態とか保護色とかいうのだろうけど、
これも生きていく術か。

目立っていたら、簡単に餌食にされてしまう。

しかし、
こんな昆虫ばかりではない。

この世に、様々な動物がいるけれど、
中には、とても目立つのもいる。

繁殖するための、
これもまた切実なる術か。

人間社会にも、これらのことが、
もう少し複雑だが、
敷衍されるような気もする。


★黒いチョウも見た。

道路わきのコンクリートの壁に止まっていたが、
よく見れば、これは、あの姿に似ている。

山のてっぺんから飛び降りて
飛んでいく、あれ。

何と言ったか、忘れた。
が、
パソコンで検索したら、出ていた。

ウィングスーツ。
ベースジャンプの一つ。
BASEとは、
B(Building)ビル、A(Antenna)タワー、
S(Span)橋桁、E(Earth)断崖、のこと。
で、
あのスーツにそっくり。
そして、
ウィングスーツ(この名でもって、空飛ぶスポーツ名になっている)は、
モモンガの飛行を真似ているらしい。
が、
この黒い蝶も同じようなもの。
いや、このチョウの方が、
もっと優雅に、自由自在に飛ぶことができる。

モモンガもウィングスーツも、
空を飛ぶことに違いないけれど、
滑空が主体。
チョウのように、空間を自在に飛ぶという自由度はない。

ごく身近な昆虫、
バッタやチョウから、
いろんなことを考えさせてもらった。

自然から学べることは、
いっぱいあるように思われる。

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