「変えていきたい、東京一極」(2020/4/22の記事を修正したものです)
東京、誰もが憧れる街だ。東京に行けばチャンスがある。夢がある。その夢が東京に何もかもを集中させるようになった。でもこのままでいいんだろうか。東京に暮らす人たちからですら、暮らしにくいといった声まで出ている。東京は、勝ちを極めたようにすら見える。
僕は以前から言ってきたのだが、少なくとも国に主要となる中核都市が二つ、二極以上ないと、大変なことになる可能性があると訴えてきた。つまりあることが望ましいということだ。
それを如実に物語っているのは、現、吉村大阪府知事の活躍だ。
彼の眠い目をこすり、汗を掻き、必死で巷の窮状を国家に訴える姿があったからこそ、国が動くようになったのは明白で。感染者数の将来の予測、医療設備の徹底・・・。
もし、大阪が東京一極集中の影響で、衰退しきっていたらどうだろう、
元気をなくしていたらどうだったろう・・・。今のコロナによる国の状態は、さんざんたるものだったに違いない。
例えば大阪都構想というのがある。賛成・反対の枠を超えてちょっと聞いて欲しい。
制度など詳しくはネットなどで調べていただきたいのだが、箱モノを作るのではない、政治・行政(サービス)の合理性を謳った制度だという。現在の二重行政ではなく、協力し合って、強いリーダーシップを発揮できやすいシステムにするそうだ。
東京からすると、都という名を真似されるし、東京より繁栄されると悔しい・・・、という人もいるだろう。しかし都市にも国にも新陳代謝も必要だと思っている。
首都直下地震が来たら、どの都市が中核となって東京に手を貸すのだろうか?
大阪の中小企業が、南海トラフ地震で倒れてしまったら、それを頼りにしている東京の繁栄も続かない。大阪と東京は日本経済の、市民・国民・大衆の安心の両輪なのである。その助け合う姿と繁栄が、まず近隣の地域から伝わっていく、次々と、次から次へといい影響を響かせ合っていく。僕の住む街、神戸だってそうなる。
「同じ日本国民でしょ?」。
先日、吉村大阪府知事がある話で、「それでは自分たちの(コロナによる)寄付金が大阪のために使われることを心配して東京の人たちは困惑するのでは」といったキャスターの発言に、そう言ったという。身を粉にして、捨てるものを捨てて一番闘っているのだ誰だろう?そう考えれば、今は吉村さんの発言は、称賛に値するのではないだろうか。キャスターの方を非難するための文章ではないことは断っておきます。もちろん本音を引き出したいという気持ちもあるかもしれないのだから。
みんながみんなと仲良くできる社会、それが私の理念だ。
だから可能な限りたくさんの人が、吉村府知事たちとスクラムを組んで(心を合わせて)、また今は彼から謙虚に学び、全体のために何ができるか、考え、行動に移す時ではないでしょうか。
私のように、ネットで訴える・叫ぶのも一つの手。
東京だけでモノを決めることはないんだと、思っている。人の社会は、助け合わなければ乗り越えられないように作られているのだから。
この度のコロナ危機は、そういった時代へのパラダイムシフトの転換点となっていく劇的な可能性をはらんでいる。新しい時代へのきっかけとすることだ。今こそそのことを、人々は望んでいる。疲弊しきった日本システムが悲鳴を上げているのだ!
オンラインを活用することで、きっかけとすることで、テレワークの波も広がり、これまで無理だと叫んでいたことが、実は無理ではないと思えたりするかもしれない。実際コロナをきっかけとしたテレワークのパーセンテージは上がっているようだ。都構想に賛成でもそうでなくても、新しい住みよい国への模索は無駄には終わらない。皆でしていくべきなのだ。
少しずつでいい。変えていこう。
多くの地域に、人たちにチャレンジの機会と、自分たち(の居場所)を誇れる現実の夢を。
Rose Garnet
僕らの愛から始まり、やがては社会に大きな経済・笑顔・勇気・励ましあいの循環が起こる。その一端を担える人物でありたい。頂いた寄付は、やがて僕らみんなに還ってくるだろう社会の循環の為に使わせていただきます。ありがとうございます。