我々は安定の再定義を求められている

ご無沙汰しております。
かなりサボってしまいました。（すみません）
またコツコツと発信していきます。

さて、世間が自粛ムードである”今”
我々は安定の再定義を求められているように思います。

今まで不自由なく成り立っていたものが
ある日突然、通用しなくなり、
無理矢理全てをオンラインに転換させられ、
店舗を持つ仕事は大打撃を受け、
倒産する企業や失業者が日に日に増えているそうです。

今、自分たちにできる事は一体何なのか。

以前から何度も書いていた通り
人間が生きていく上で切り離す事ができない
”お金”に対する意識を高めていく必要があります。

まさに、改めて考えるべき時期ではないでしょうか。

私は職業柄、様々な方と触れ合う機会があり、
意見を交わす事もございます。

「お金がないから進学させることはできない」
「お金がないから大学に行かず働いてくれ」
そのようなお声がけをされる方が少なからずいらっしゃいます。

上記の声かけは決して間違っておりません。
現在の経済状況、家庭環境、トータルの選択肢として
十分あり得るでしょう。
ただ、「お金がないから」という言葉がどのような経緯から
発せられたかでは意味合いは大きく異なります。

ギャンブルで借金がある、
夜遊び、
見栄を張るための散財、
子供の教育に回す資金が足りない
「お金がないから働いてくれ」
一体、誰のための言葉でしょうか。

日本は今後ますます少子高齢化が進んで参ります。

ただでさえ、少なくなっていく大切な子供たちの未来が
大人の「お金」の使い方・扱い方・考え方により
削られていくことは残念でありません。
何かできないか、と頭の片隅で考えるようになりました。

24歳の時、私は初めて
ファイナンシャルプランナーの方と出会いました。
はじめは単純に話を聞いてみようぐらいの
とっかかりだったと思います。
いま考えると、この方との出会いが
私の人生のターニングポイントであったと思います。

聞く話全てが初耳のことばかり、
今までどれほど自分が無知であったかを思い知らされ
そして24歳になるまで何に税金がかかるのか、
節税とは何だと説明できない自分が恥ずかしくなりました。

それと同時になぜ知らなかったのだろう？
という疑問が浮かび上がりました。

私の中では答えは二つでした。

一つは、「全くお金に興味がなかった」から。
もう一つは、そもそも「教えてもらった事がなかった」からでした。

そして、原因を突き詰めていくと「教育」にぶつかりました。
私が小さい頃のお金に対する両親の教育は「貯金しなさい」でした。

様々なスポーツ、習い事をさせてもらい
高校時代は県外で暮らしていましたが
費用がいくらかかったか聞いた事がありませんでした。

そして、当たり前ですが
学校でのお金に対する教育は”皆無”でした。

すなわち、私たちのお金に対する教育は100%
「家庭内だけで完結」しているのです。

私が知ろうとしなければ、親が貯金以外は悪、
株式投資、不動産投資なんてもってのほか、投資はギャンブルだ。
生命保険なんて無駄だから入るなと言われていたら
そのまま死ぬまで信じていたでしょう。

危機感とともに、それから金融について学習し始めました。

とにかく沢山の方と会い、教えて頂きました。
金融セミナーはもちろん、交流会等にも飛び込みました。
そこで多くの方と触れ合う事ができました。
25歳の頃です。

我々が必要とされている”金融リテラシー”です。

ただ、いくら金融リテラシーを高めても
知識量的に上には上がいます。
そして、その知識を悪用する人はどの時代にも存在します。

まだ、金融の知識が浅い時に悪い人に出逢ってしまい、
お金を騙し取られるとそれ以降の投資が怖くなり、
貯金だけしてお金の使い方が分からないまま
一生を過ごしてしまう事も考えられます。
それだけはとてももったいないです。

保険に入るとき、不動産を買うとき、株を買うとき
転職するとき、何か事業を始めるとき、お金の相談をする時に
信頼できる人と話ができるネットワークを作りたい。
そして、その架け橋となる存在になりたいと思っています。

例えば、生命保険に加入するときに、この会社の保険だから安心・・
と考え保険に入る人はいません。
誰しも自分にとって必要な保険を選びたいと思うからです。
よってどれだけ購入者目線で考えてくれる担当者と出会えるか、
話ができるかが大切になります。

しかし、保険会社の中にも、保険の使い方、
考え方が異なる人が沢山います。

その契約が彼ら保険の営業マンの収入、すなわち生活と
直結してしまうことから、必要以上の保険に加入させられてしまう
ケースも少なくありません。
また「必要以上の保険」があたかも必要であるように
上手く誘導してきます。

人生は”全て自己責任”です。

しかし、何かお困りごと、悩みごとがある時、
また、考えごとがある時に気軽に相談していただける
そんな人間になれるよう、日々学んでいきたいと思います。

暗いニュースが続いている今ですが、
負けずに頑張っていきましょう！