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お笑い養成所、NSCでの一年について語る。


僕は、2013年4月、よしもとの養成所である大阪NSC36期に入学しました。

"自分が一番おもしろい"と思って入った典型的なパターンの人間。
人生の中で、常に自分はコミュニティの中心にいました。

保育園の時は、おゆうぎ会で劇の主役。

小学校の時は、運動会の応援団長。

中学校の時は、陸上部のキャプテン。

高校生の時は、学祭の実行委員。

大学生の時は、体育祭の総合MCをやったり、自分が企画したイベントで同級生およそ200人を集めました。


周りの人間も「おもろい」と言ってくれる。
その自信に疑いの余地はありませんでした。


小さな頃からお笑いが大好きで、生粋のテレビっ子。
YouTubeの無い時代、高校生の時は、レンタルビデオ屋でお笑いのDVDを借りて見まくりました。
大学の卒論のタイトルは、「昭和初期における漫才の隆盛について」。

お笑い芸人を志すのは、自分の中でごくごく自然な流れでした。

そんな中で、大学卒業後入学したNSCでの生活。
その一年で、調子に乗っていた自分は現実に直面するのか。
お笑いは向いていないと挫折をするのか。


結論から言うと、

まっっったく挫折しませんでした。

むしろ余裕でした。

一年を経て、「絶対に売れる」という確信に変わった僕の、養成所での生活がどういうものだったのか、書いていきたいと思います。



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