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エンゲキユニットYMS『新編 嘘をついてはいけない世界』 YMS小話 〜役者編〜

今回は役者の皆さんに、「うそせか」をつくる上での
こだわりポイントを伺いました🔥

【ユイガ役・木津真由子】

  こだわりは2つあって、まず常に言葉の言い方立ち振る舞いは意識していました。
いいところの出身なのでね。なるべくキツネよりもマイルドに発音、言葉選びをし、姿勢も少し武士のような古めかしさを意識させるようにしてました。
  まあ元々巻き肩ですし今回衣装の関係であまり胸を張れなかったのですがね笑笑  
できる限り意識していました。


 もう一つは落語ですよね。あくまで落語っぽい一人演劇、にしようと思っていました。
本物の落語はほぼ見たことないでしょうから、自己流で落語というものを模索した風にしました。

  先述したように、実際座り方も正座ではありますが姿勢良く、お尻の下ではつま先を立てて、いいところの出身感を出しています。

  落語の話自体も、これまで吐き出せなかったユイガの本音が出やすいという意味で非常に鍵になっています。
落語をしながら、全てを忘れて(いや一応頭の片隅にずっと大切な存在はいますが、、、、)演劇を楽しんでいるのか、弟たちが頭に触れているのか、自分のした選択の後ろめたさに苦しんでいるのか、このあたりの振れ幅を調整するのが難しかったですね。

  そしてその落語のなかに昔落語を教えてくれたあの人の片鱗を残さないといけない…ひぇぇ、正直ここまでは表現しきれてないかも…。


  ということで、落語大好き!弟も部下も好き!!なユイガでした。
  是非、興味を持っていただけたら落語原本の「饅頭こわい」「死神」「芝浜」も見てみてくださいね。

【キツネ役・袴田幸枝】

 『声』
  どっしりした感じを出したくて、普段の袴田よりもちょいとばかし声低くなってると思います。
本作、劇中劇があるんですよ。「キツネの声」を保ちながら、「キツネが演じる役」の声を発するのがねー、大変でありながら楽しかったですね。
注目して…いや、注耳もしてみてくださいな。

『脱力感』
  他3人と比べると、私が演じたキツネというキャラクターってなんかこう…かっちりしてないんですよ。
それでいて、なんだか貫禄がある。
軽く力を抜いて、重力のような生命力のような何かを出すよう試みました。

『重み』
  いやはや、上2つにも関連する話なんですけどね?
キツネって、本気で頑張る人を後押しする存在だと思うんですよ。
「俺は、己の信念に従う奴が好きだ。全力でやれよ?そしたら力になろう。」って。
なので、頼りになるもの感を出すために、「重み」は意識しました。

『キツネまとめ』
  キツネ推しの方って、すげぇ人かやべぇ人かの二択だと思ってます。(※袴田個人の見解です)
けど、ちょっとでも気に入っていただけたら幸いです。


【ミズキ役・岡本結那】

  推しの可愛さを全力アピールしました……!
真面目で口の悪い愛すべき不器用さん、そんなミズキ君のかわいらしさを皆様にと!

 まず年齢差ですね。前作では最年少のミズキ君でしたが、新編ではガクの登場によって下から二番目の立ち位置となりました。
  これはもう甘えるだけのミズキ君ではいられません!
適度な甘え具合と少しの責任感を感じられるような演じ方を意識しました。前作から少し大人びた、これまた素敵なミズキ君の表情を表現できたと思います!

 次に、表情ですね。全体を通して大きな使命を抱え硬い表情をしがちなミズキ君ですが、だからこそ、少ししかない笑顔のシーンは全力で喜びを表現するよう心掛けました!
  また、最後のシーンではミズキ君の切ない成長を感じられるように、笑顔のシーンとは対照的な表情を心がけました。

 最後に少しメタ的な視点から、立ち位置と視線に注意して演じました。
このお話では、登場人物のみならずその登場人物を取り巻く状況というのが非常に重要となっています。
中心人物以外でも重要な役割を担っている人物が存在しますし、世論や警察の動向、町の様子等も登場人物を動かす重要な要因です。
  これらをお客様に想像していただけるよう、視線や立ち位置など注意を払い、空間を思い描くことを心がけました。

 以上がこだわりポイントとなります。
みなさまにお楽しみいただけましたら幸いでございます。ミズキ君はかわいいですよ!!

【ガク役・新田真央】

  劇を通しての、変化し続けるガクの感情(疑念、迷い…)をなんとか表現したいと四苦八苦しました。これは声色・語気・表情・身体の動きなどから表現できればと思っていましたが、、自分自身まだまだ未熟です。

  そして、今回はとことん「素直」に演じました。ガクはあまり表裏が無い子で、良くも悪くも周りの影響を強く受けてしまう。彼自身迷いや葛藤がありつつも、その迷いを素直にミズキにぶつけていっている。若いですね可愛いですね。

  あとは、シーンごとの、ミズキとの絡み方の違いに注目してもらえれば嬉しいです。ミズキにバチバチに噛みつきかかっていたかと思えば、ミズキを頼るしかないよわよわガクが見れたりするので(笑)色々とオイシイです。

  是非本編をご予約して観ていただいて、ガクの可愛さが少しでも伝われば嬉しいなって思います!



役者達の芝居にかける想いが伺えましたね…!

3月7日までご予約を受け付けておりますので、気になった!という方はぜひ✨
ご予約はコチラから👇👇
https://onl.la/kLvn1Lz

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次回更新予定:3月6日 YMS小話 〜裏方編〜
お楽しみに!

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