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世界は闇で満ちている ①

6月3日  
母の誕生日。

梅雨前線の影響で曇り空。
雲の切れ目に日足。
それを解離している僕が終焉迎えるように
見ている。

僕の身体は何処へ行くのか。
見た事のある懐かしい景色を微かに感じながら
ただただ歩く。

「もうちょっと上手くやれよ」
「使えねーなお前は」
俺が言う。

いつからだろう…僕が俺になったのは

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