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ケアとまちづくり、ときどきアート。

なぜケアとまちづくりが必要なのだろう?病院を地域に開いた方がいいのはなぜ?アートを介護に持ち込むと良さそうなのはなぜ?地域包括ケアシステムの中で一大ブームになっている「ケアとまち… もっと読む
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#ヘルスケア

まちでご機嫌に高齢者が暮らすには

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暮らしの保健室の本質は、商店街にあることではない。

施設を開くという「ケアとまちづくり」を実践する取り組みを紹介した。すでにある医療、介護施設をどう地域に開いていくか。ケアを受ける人たちの日常を彩ること、医療や介護について考えるきっかけを施設にいない人にも実感してもらうこと。そんな素敵な施設がいくつもあった。 施設を開く以外にも、ケアとまちづくりの方法がある。なんだろう。施設に来てもらうことが一つの方法なら、ケア側が街へ出て行くことも一つの方法だ。街中にケアと出会う機会を作る。僕らが街の中に出ていくことで、より暮らしの一部と

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病院を開く

施設を開くをテーマに1回2回書いてきた。素敵な介護施設を紹介してきたんですが、病院でそういうのやってるところはないの?というコメントをいただいたので、今回は病院を開くをテーマに書いてみる。 そもそも病院は日常ではなく、非日常なので、「日常を彩る」というケアとまちづくりの目的には合わない。病院は、非日常から日常に戻すためのもの。だから暮らしを彩る必要は、介護施設よりは少ない。ケアとまちづくりは病院には必要ないのか?というと、そういうわけではない。病院に来た人たちが、ほっと一息

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施設を開くの最終形態は、ただの住宅

今回も、施設を開くお話。さっそく。 施設を開くことが一番簡単なケアとまちづくりかもしれない。前回は、高齢者の日常を彩るために施設を開くという方法があるという話だった。施設を開いて、まちの人たちの関わりしろを作ることで、多くの世代が施設を訪れる。すると、高齢者だけの施設ではなく、多世代が集まる施設になり、結果として高齢者の日常を彩ることができる。 例として、駄菓子屋という関わりしろを作っている銀木犀、通り抜けという関わりしろを作っているツルガソネ保育所特養プロジェクトを紹介

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「施設を開く」理想のモデルは、銀木犀

施設を開く。ケアとまちづくりをするにあたって、一番簡単な方法はたぶん、これ。街に出ていく方法もあるけど、自分が運営する、勤めている病院・介護施設を地域に開くことが簡単で第1歩になる。これを読んで勤務先のトップに話を持っていくか、しれっと施設を開くを実践してみるのがおすすめ。

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なぜ「ケアとまちづくり」が必要なのか

「医療者は病院を出よう!」 「地域で介護を実践しよう!」 「福祉にアートを!」 近頃、医療・介護・福祉業界にいると、このような言葉をよく目にする。空前の”ケアとまちづくり”ブームと言ってもいい。 病院という閉塞的な空間に鬱々とした患者は多い。それは、医療従事者もそう。病院という空間ではやることが決まっている上で、時間的余裕がなくやりたいケアができない。そんな不満が、地域でヘルスケアを実践していくことで解消されていくんだ!という機運が高まっている。街中で健康教室をひらけば、

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