見出し画像

時間の不可逆性と親指の動き。

私はiPhoneユーザーである。そしてiPhoneを持つ際、左手を使うことが多い。もちろん時と場合によるけど。多くの場合、左手を使用している。
そして、そのiPhoneの中には私自身の、そして私を取り巻く世界の時間的な経過が記録されている。
昔から良く風呂場にiPhoneを持っていく。何も考えずにただiPhoneの中の写真を眺めたりする時間が好きだ。親指を上にフリックすれば、過去に遡れ、下にフリックすれば現在に近づく。このデバイスの中の時間を支配しているのは左親指である。しかし現実はそううまくは行かない。親指を動かすことで、エモーショナルな感情を抱かせるこのiPhoneというデバイスと、時間の不可逆性に憤りを感じる深夜の入浴。そして、中指で画面OFF。世界はそんなに簡単じゃないって話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?