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就労継続支援における管理者の役割

 支援員をまとめる立場、また事業運営を考える立場でもある管理者の事について。
運営をしながらうまくいった事例をもとにお伝えします。

①支援員をまとめる


支援員をまとめると書きましたが、自分でコントロールしようとしたり、支配下に置くという考えでは、うまくいかないものだと思います。
 支援員一人一人、支援や考え方に違いがあります。その違いになっている部分は利用者にとっては違う角度での支援となるのでプラスに働くことも多々あるので、いかに支援員の働く環境を整え、意見の言いやすい職場にするかを管理者が作る必要があります。

そのためには、支援員に任せっぱなしにするのではなく、関わりを持ち、どんな仕事をして、どのような考えを持っているか。傾聴の時間を作る必要があります。
 聞いた上で管理者の考えも伝え、お互いに納得の落とし所で支援にあたるというのが良い関係性を築きつつ、支援の質も高められると感じます。

間違えてはいけないのが、信頼して任せるということと、放任では明確に違うのですが、言葉でわかっていても、実務においてそうなっていないか、振りえりと確認が必要です。

②事業運営を考える


利用者や生産活動を行う事業所では、何人の利用者でどれだけの売り上げを立てなければならないか?が計画の段階で明確になっている場合がほとんどだと思います。
その計画(目標)に対し、どのように戦略をたて、実行していくのかを考え、一人ではなくチームで動かしていく必要があります。この辺りをしっかり自分の言葉として、支援員に伝えつつ、支援員の環境を考える。
一見、真逆のような関係性になりがちです。
支援員は負荷を減らしたいと考えてる中、足りてなければ、もっと、もっとと要求するような場面があります。

 この場合は一度にたくさんを要求するのではなく、どの条件やどんな環境なら目標に近づけそうか?を一緒に考えます。
大事なことは、一人で決めない。一人に考えさせない。という事です。
一緒に作り上げる状態を作るというのが管理者として、信頼が得られると思います。

その他

他にも、利用者対応や、経理関係など様々な仕事があります。管理者として一人で抱えると、実務が多すぎるという状態になるので、自分しかできないことと、他人に任せられる事を仕分けしながら、任せられる事を伝える時間を捻出するなどが必要です。

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