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就労継続支援、利用者の評価方法

私が所属している、就労継続支援では、年に2回工賃の査定を行います。

業績によっては、全員一律で工賃レベルの引き上げをすることもありますが、基本的には個々人の評価により査定を行います。

今回はその評価基準にしている事です。

1、職業準備性のチェックリストを活用

https://www.nivr.jeed.go.jp/research/kyouzai/p8ocur0000000z8w-att/kyouzai19-04.pdf



これで、ほぼほぼ網羅できるのですが、
・日常生活
・対人関係
・作業への評価


を確認します。

2、複数人で評価を行う

1人の主観だけで判断すると、見えてない部分だったり、判断した人から見ると短所に見えていた部分も見方によっては長所になる場面もあります。
わかりやすいのが、自閉症のこだわりだったり、ADHD傾向の方の切り替わりだったりが、長所、短所が分かれるところです。


というのが、査定基準にしていることで、ここからは、査定と工賃の話です。

・作業内容によって、工賃の区分を分ける。
難易度が高い。(工程が多い)などの作業ができる場合は、工賃を高めに設定しています。

・支援員の関わりの程度によって、査定を行う。(支援の割合が低いほど評価が高い)

事業(支援員)は工賃向上を目的としているので、
工賃向上するために、利用者のストレングス(強み)を活かしながら、治具(じぐ(作業のガイド))などを作成、準備、購入などをしながら、作業効率を上げるなどの補助を行う。(人事的介入を少なくし、自立して仕事に取り組める環境作りを行う)

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