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表面だけ捉えず、背景を見るようにする支援。

表面に現れない部分を見る


支援の考え方として、問題行動や普段できない事が出来たなどの行動があったときに、その場で起こった事だけで判断するのではなく、問題(良い行動)が起こる前に何があったか。

また、なぜそこで行動を起こすきっかけ(トリガー)になったのか?を考察だけでなく、周りも含めて聞き取りなどを行い行動変容を意図的にすることが効果的な支援につながります。

例えば、本人は気づいていないが、通勤の電車の遅延がとてもストレスになっていて、そのまま仕事に入ろうとするが、仕事で少しでも遅れがあるとストレスが爆発して人に当たるなどが起こる場合。

この場合仕事の遅れだけを見るのではなく、その前の状況が確認できていることを把握していると、なぜ、いつもは爆発しないのに今日は爆発したかが理解が深まります。

その日だけではない

幼少期のの原体験や、日々の積み重ねなどは、自分でも理解、把握するのが難しい部分でもあります。そのような内容は仮説を立て確認をしたり、普段の生活でかかわる人から情報を聞いたりなどが必要な場合があります。

聞く人がいない場合

情報を得たいが、それができない場合もあります。
その場合は、「何か背景がある」と思うだけでも受け止め方が変わります。大事なことは背景を知る事ではなく、背景があると思うことです。

一般就労でも同じように考えることの大切さ


一般の就労だと、私生活を仕事に持ち込むな。プロ意識とは何があっても責務をやり遂げる事と考えます。
普段はそれが良いですが、周りでいつもと違って顔が落ち込んでいたり、元気がない方がいれば、何か背景にあるかもしれません。

「仕事にプライベートを持ち込むな」と言いたくなりますが、ぐっと抑えて「何かあったのかな?」と捉えて、優しく対応すると信頼関係が深まると感じます。

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