1/3 - 明けました

言いたいことはあらかたツイッターに書いてしまったので、これは読んでくれる人だけ読んでくれればいい。

2020年は変化の年だったと思うのだが、絶対に去年も同じことをどこかで言っている気がする。なんなら一昨年も言ったような記憶がないわけでもない。このまま死ぬまで変化の年を繰り返し続けたら最終的にアイオワ州でトウモロコシ農家をやるくらいのところまでたどり着いてそうでおもしろくはある。嫌ですが…

やっぱりバンドを始めた年という印象が強い。MVの初投稿や各種SNSの開設は8月からなので活動期間としては半年弱だが、制作自体は4月くらいから少しずつ動いていた。こうして振り返るとずっと音楽のことを考えていて、考えていないときはそれをかたちにしていて、また考えて、という年だった。体調崩したり、時間がなくて寝なかったり、その反動で1日500時間寝たりもしたが、幸せだったなという気持ちがいちばん大きい。アホみたいにお金を稼いだり公共施設くらい大きい家に住むよりも、僕はこっちのほうがいい。今までは単発でなにか新しいことをできた(ライブした、ボマス出たなど)ことに対して変化という言葉を使っていたと思うが、バンドのように新しく、そしてこれからも続いていくことを「始めた」のはかなり久しぶりだった。ギターを始めたときのこと、作曲を始めたときのこと、上京したときのこと。そして帰りの会というバンドを始めたことを人生の節目として振り返ることができるよう、この時間を無駄にしたくないなと思う。

21歳になったのがいつのまにか先月の話になっていた。この歳になると将来のことについて具体的に考えること、考えさせられること、考えなくてはいけないことが増える。バンドのメンバーや同じ志を持った友だち、そして僕らの音楽を聴いてくれているみんなにはどんな恥ずかしいことでも言えると思っているが、リアル(これがネット上だけでの活動だとはもはや思っていないが、便宜上)の知人たちには、音楽を本業にしたいということや、今後もずっと音楽をやっていきたいというふわっとしたことすらまだうまく言えない自分がいる。会社員として出世していくつもりはいまのところまったくないので今後のキャリアプランがどうこうといった話をされると言葉に詰まってしまうし、理解をしてくれているつもりでも苦い食べ物を我慢するような顔をしていることに僕は気づいている。誰にでも胸を張って話せるように、説得力をもっと積み上げていく必要がある。2021年はそのために、変化はいったん置いておいて継続の年にしたいというのが目標だ。

そしていつか大きな声で言えるようになりたい僕の夢は、音楽やってたなあと思えるような人生を送ること。僕が死んだときのリザルト画面で、死ぬまでに使った時間のグラフで睡眠の次に多いのが音楽に関わっている時間になるようにしたい。実は人間ってけっこう寿命が長いので、いまの段階からがんばる必要がある。ただ作曲も仕事の録音も遊びで入るスタジオも計上できるから意外と楽かも。

ということで、2021年は変化よりいまあるものに向けての努力をしていく年にする。でも変化がないというのは僕自身にとっての話で、リリースの数はむしろ去年よりも増やしていきたいくらいの気持ち。いまのうちに周りの人に帰りの会を広めて、ずっと前から知ってた感を積極的に出していきましょう。僕は北海道出身だから我慢できるけど、寒いから風邪ひかないように。つづく

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