8/20 - ウマ娘やれ

・サウンドハウスにエリクサー(ギターの弦)のバラ弦の在庫がいつまで経っても復活しないの、いよいよ腹が立ってきた。こっちは税金を払っているっていうのに。

・今日の質問。

・壁に関して言えば、たしかに僕もありました。始めたばっかりのときから「弾いて誰かに見せたい」というよりも「この曲を完璧に弾ける自分になりたい」というモチベーションでギターを弾いていたから、そういう悔しさは人一倍大きかったと思います。ただ、ギターが楽しくなかった時期っていうのは一度もありませんでした。僕には演奏力的な面での飛び抜けた才能はなかったけど、何がどうなっても音楽や楽器を好きでいられるということに関しての才能はある、と自信を持って言うことができます。質問をくれたあなたもそうで、思うように上達しないことに対して何かしらの考えを持てるのだって、本当に好きなことじゃないとできないはずです。

・そしたら、僕からアドバイスというか提案を。もしあなたがギターの演奏動画を投稿したりしているのであれば、とにかくそれを続けてください。上手く弾けないからまだ投稿しない、練習してもっと上手くなってからなんて考えないで、この曲がかっこいい、弾いてみたいとちょっとでも思ったならとっとと録音ボタンを押して、
クオリティよりも数を優先させてみてほしいです。そういった活動をしていないのなら今からでも始めてみるか、恥ずかしかったり動画を撮るのが面倒なら自分の演奏を毎日ボイスメモに録音してみてください。毎日は大変かもしれないので、一週間や一か月おきくらいに。そして、ふとしたときに過去の動画や録音を聴き返してみてください。「このときの自分、ギター下手だな」と思えるときが必ず来るはずです。それが紛れもなくあなたの成長の証です。高1の頃から何年もせっせと弾いてみたをやって実践していた僕が保証します。もし今はギターを弾くのがあんまり楽しくなくても、未来の自分が聴いて笑ってくれると思えばちょっとは気分がマシになるんじゃないでしょうか。

・もうひとつ、これは合う合わないがあるかもしれませんが、ズルをする方法をたくさん見つけてください。例えばバレーコードに関して言うと、5弦ルートのマイナーセブンスは4弦を押さえなくたってかっこよく鳴る(カゲプロの曲でやたら出てくるやつです)し、Fのフォームだって親指で6弦を押さえてしまえばいいんです。正直1弦が鳴っていなくてもバレません。僕はもう長いことFはバレーコードではなく握り込むようなフォームで弾いています。速い弦飛びのフレーズのピッキングが苦手なら、ピックじゃなくて中指や薬指で弾いてしまえば問題ないです。王道から外れた弾き方はよく「そのまま慣れてしまうとよくないよ」と言われてしまいがちですが、僕はいったい何がいけないんだろうと思ってしまいます。ただ、もちろん本人がそれにしっくりきている場合の話だというのはことわっておきます。裏技や近道だって突き詰めればかっこいい個性ですよ。

・以降は暴論なので読まなくても大丈夫です。

・そして、もしここまで書いたことを実践してみたうえで今後ちょっとでもギターが楽しくないと思ったら、そんな弾くだけで指がくっさくなる意味のわかんねー楽器はどっかに置いてウマ娘 プリティーダービーでも始めてください。元も子もない話をしますが、命や生活を懸けるわけじゃないんだから、ギターを弾きながら辛い思いをする必要なんてのはそもそも一切ありません。冒頭で僕が悔しい思いをしたことがあると書きましたが、指の皮がめくれて血が滲んでも諦めないぞ!と繰り返し練習し続けてきた忍耐の日々の記憶ではなく、布団の中でYouTubeの知らん人の演奏動画を見ながら「いや、おれの方が上手いんだが。画質がなんぼのもんじゃい」と怨念を吐き散らしていたときのことです。ギターに触れているときの記憶なんて楽しいものだけでいいんです。楽しめない時期があるなら、そもそも触らない。するといつか、久しぶりに触ってみようかなというタイミングが必ず訪れます。そういうときに弾くギターほど楽しいもんです。実際僕も半年くらいギターが家具と化していた時期が過去にありました。インターネットには歴1〜2年しか経っていないのにギターがとんでもなく上手い人が沢山いますが、彼らはギターと文字通り苦楽を共にし、ギターに泣き、ギターに笑ってきためちゃくちゃヤバい人たちか、どうしようもない天才かの二択なので相手にしなくて大丈夫です。完全に持論ですが、辛い思いをしてまでやり遂げた練習なんて身にならないし、もしなったとしても辛かったんだからプラマイゼロです。これも主観ですがギターの技術の成長速度は反比例のグラフを描きながら収束していくので、例えば5年間さまざまな基礎練を毎日何時間も必死にやり抜くのと、気が向いたらなにかの片手間にやりつつ飽きたらやめて好きな曲のコピーを楽しむのとでは大して到達点に差はないような気がしています。人生でギターを弾いている累計時間のうち、楽しい率と楽しくない率の比をとにかく100:0に近づけるのが僕なりのギターとの向き合い方です。押し付けるわけじゃないので、参考までに。

・あと思わなくてもウマ娘 プリティーダービーは始めてください。

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