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詩:01 「transi」


目が覚めたらすぐに忘れてしまうような夢
味気のない食卓に見える悲しみの色 

単なる優しさに目が眩む
なにも感じなくなった日常に
ただ独り立ちすくむどうやって戻ろうか

静かに終わりを告げる夜 雲雀が泣いていた
静かに沈んでいく街  空鳴りが聞こえる
穏やかな日 夢を見た 紅茶の香りと波の音
それだけでよかった

海の見える小さな家
この窓から見える真っ白な壁になにを飾る?
あたたかなスープに不揃いのカトラリー

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