[14本目]20年目に入った
2020年10月1日、自分の会社が20年目に突入した。よく、20年近くも会社を経営して来れたよなぁ。
ただし、先行きは20年間で最も不透明さを増している。創業19年の最終日、そう、昨日、長年のクライアントからめっちゃ不穏なお知らせを受け取ってしまったから。ああ、直接的にCOVID-19の影響は受けなくても、クライアント経由で間接的に影響は受けざるを得ないのだと、改めて実感することになった。いや、まじやべーー。
数年前から20周年はなんか色々やろうって目論んでたけど、ぜーんぶ吹き飛んだなー。もはや事業継続性的に、色々なことを決断しなきゃいけない状況であります。なんだこれは。日々、なんだこれは、という感覚が降り注いできていたけど、ここに来て決定的にいままでの当たり前の感覚を捨てなければ生きていけないと感じています。
お金をもらってWebサイトやWebシステムを作る、そんなことを続けて20年経ちましたが、ここ10年くらいは自社サービスを作ることで事業の転換を目論んでいました。いくつもの自社サービスを作ってきましたが、残念ながら一つもメインビジネスになることはなかったなぁ。一度だけ、ブログのランキングサービスがのりにのってたときは、これをメインビジネスにしてもいいのかもしれない、そう考えるくらいの売上が立ちましたが費用も半端なくかかって、なんというか売上全部インフラにつぎ込むみたいな感じでしたからね、、、。もう、そのサービスも無くなっちゃいましたけど。
結局のところ、自分は何がしたくて会社を作ったのだろう。いや、何かがしたくて会社を作ったのではなく、必要に迫られて会社を作ったというのが正直なところでした。
そして、勢いで会社を作ったのはいいけど、それを拡大することは全くできませんでした。最大でも15人くらいだったのかな会社としては。でも、それを維持することすらできず、いまのミニマム零細状態まで規模を落とし、細々と会社を続けてきたというのが現実です。
先ほども書いたとおり10年くらい、自分が本当にやりたいことを模索し続けてきました。特にこの数年は特定領域に没頭し、それこそ時間もお金も何もかもつぎ込んできましたが、およそ自社の事業を転換できるところには至りませんでした。もうこうなると、自分の無能さに呆れています。無能ですよ、本当に。
20年目に突入した会社ですが、最初の一ヶ月は最も厳しい決断を下す事になりそうです。本当に考えに考え抜いた上で結論を出すつもりです。引くか留まるか、ビジネスにおいて極めて重要な転換点となりそうです。
50歳で引退、それを目標に頑張ってきました。その目標は未だに捨てたわけではありませんし、いまでも50歳で引退を狙っています。残り5年で、そんな楽しすぎる環境を作り出すことができるのか、ギリギリまで模索を続けたいと思います。ああ、その前にとりあえずあと30日で決断をしなきゃいけないのだった、、、。
このお金は全額球磨焼酎購入に使われます。ガンバレ、球磨地方!