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2020年11月の記事一覧
なぜ トランプは "an election loss" になったか? a(n) は個・回・種
英語の「冠詞」のひとつ、a(n) は、われわれには使いにくい。
いつまでたっても自信がもてない単語の代表のようなところがある。
私は次のように考えている。
英語の概念どうしの世界では、a(n)は、実体(自身の基体をもとにした自立性をもつ概念)に「個別性」を与える。
「個別性」は、概念と人間との関係では、「個・回・種」(こ・かい・しゅ)という三種類の意義をもつ。
... といってもわかり
言語を形態と機能でとらえる悪いクセ 町田健『言語が生まれるとき・死ぬとき』
町田健『言語が生まれるとき・死ぬとき』(大修館書店、2001年)
言語が生まれてから死ぬまでのプロセス、そして言語が存在している間にとる構造について、啓蒙的にまとめた本。
いくつかメモしておきたい。
■言語は「死」を運命づけられているか?
生きている言語は、社会の変化に応じて変化する。変化しない言語は役に立たなくなり、使う人がいなくなって死んでいく。そう本書は指摘する。
ただ、次の主張は
死語は場との相性が悪いとき生まれる 「E電」の場合
「E電」は、国鉄民営化にともなってJR 東日本が 1987年に採用し、宣伝したが、一般には使われず、今では「死語」の好例とされるという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/E電
死語として有名なのだから、<死語であることによって死語でない>という矛盾のお手本のような存在でもある。
ところで、上記のウィキペディア「E電」は、なかなか読ませる内容になっている。
「日本